MJイラストレーションズ、年間最大のイべント「MJ展」が盛況のうちに終わった。
4月2日から16日まで2週間にわたり月組、星組合わせて約80人が出品、総点数約300点、熱気に満ち満ちた展覧会だった。
沢山の人が見に来てくれた。感謝感激。
プロのイラストレーターの人たちも随分来てくれたが、特にこの人たちからの評価がとても高かったのが嬉しい。直接、ぼくが何人もの人から賛辞のことばを頂いた。
例えば、K、Aくん「TISよりいいっすよ!」。K、Kさん「ファイル、へんな絵多くなっちゃって・・・こっちいいわ☆」等々。
星組オープニングの日に第1回MJイラストレーションズ賞の受賞式も行われた。
受賞者のみんな、おめでとう!
受賞に到らなかった作品にもいいものが沢山あった。
今、あちこちにイラストレーションのコンペがある中で、自画自賛みたいになるが、このコンペはかなりレベルが高い方だとと思う。
審査員のみなさん、忙しい中、本当にありがとうございました。
展覧会委員のみんなおつかれさま。ペーターズのみなさんおせわにになりました。
そして、会場に足を運んで下さったみなみなさまに、もう1度感謝感激。
あ、それから差し入れしてくれたみなさん、ごちそうさま。

ペーターズ入り口に貼られたポスター。2期生
佐瀬裕子が、休学中だけど、毎回、DMとこのポスターを作ってくれる。ありがとう☆

月組の初日。壁という壁に、ぎっしり埋めつくされた作品群。オープニングパーティーの少し前の時間。

月組オープニングパーティーが始まった。たいへんな人ごみ。ギャラリーの外まで人があふれる。
もっとも出品者だけでも約40人いるんだけど。

2階のスペースは、飲食物が置いてないのでちょっと人が少ない・・・。

1週間後の星組のオープニングもこんな感じ。
この日はMJ賞の受賞式が行われた。忙しい審査員のスケジュールに合わせ、この星組のオープニングの日に月組の受賞者も一緒に全員まとめた受賞式にすることにした。

左より
網中いづる賞の
筒井早良(7期・明A)網中さん、次点の
若林夏(6期・高B)。

筒井早良の作品。
網中さんのコメント
「建物の重なりがとてもきれいな色で心を奪われました!
洋服のテキスタイルのようで素敵です。
ここからどのように発展していくのでしょうか。
楽しみにしています」

網中さん直筆の賞状。
飯野和好賞は、
瀬知エリカ(4期・高A))。

瀬知エリカ作品。

飯野氏直筆のコメント。

飯野氏直筆の賞状。コメントも賞状みたいでいいなあ。和紙に毛筆で書かれている。

左より次点の
カワナカユカリ(8期・高B)、平川氏、
平川彰賞の
若林夏(6期・高B)。

若林夏の作品
平川氏のコメント
「好きか嫌いかで分けてしまうと、正直、私は苦手な絵です。
私の趣味・趣向とは真逆だし、もし仕事で使うにしても、タイトルの配置などにも手こずりそう。
そういう「慣れ」や、ステレオタイプの「良い絵」というワク、そんな「意識の柵」を
すべてなぎ倒し、問答無用でねじ伏せるチカラ。こういう得体の知れないものを目の前にした時、見る側の意識の概念が変わってしまうオーラが出るものです。若林さんの作品には、それがあります。
私が何年もかけて築いてきた意識が子供騙しに思え、そして同時に新しい風を吹き込んでくれました。最大級の賛辞を送ります」

平川氏は、デザイナーらしく若林の絵を巧みに配置し、豪華な賞状に。

左より次点の
犬塚円香(7期・明A)、伸坊氏
南伸坊賞の
大野博美(6期・明A)

大野博美の作品。
伸坊氏のコメント
「いつも見ているような、なんのへんてつもない景色が、とても魅力的に感じます。不思議な空気感、というか、街灯の光や、空の色がすばらしい。おそらく写真を参考にしているものと思いますが、その写真からずれたところが絵の魅力をつくっているんだと思います。写真から気配をすくいとったような、この間合いが大野さんの絵の手柄です。この手法で顔や室内を描くとどうなるんだろう?と、可能性が楽しみな絵だと思いました」

伸坊氏直筆の賞状。

次点犬塚円香の作品
峰岸達賞の1人は
加藤佳代子(1期・明A)。

加藤佳代子の作品
峰岸のコメント
「加藤さん、うまくなったよね。
ここにも展示してある両親の満州での結婚式の絵、あれ、すごいよね、なんだか。
2ヶ月くらい前だよね、課題「ノスタルジー」の授業の時、この絵を出したら、みんながワーッ歓声あげたよね。
ぼくもその中の1人だったけど。
ネタでトクしてるところも確かにあるけど、いいネタを見つけるのも大事な才能の1つだと思う。
そして何より描写力がグンと上がった。
1期生として入ってきた時から4年半・・・こつこつと精進したよね。
女性ならではの昭和レトロの世界と、しばらく前から描いている時代物、この2本立てで益々の精進を☆」

峰岸直筆の賞状。この猫は高井戸教室ではおなじみのFatty Catのキーちゃん。

峰岸賞のもう1人は
小関祥子(4期・高A)

小関祥子の作品
峰岸のコメント
「3年前、この塾に入ってきた時は、正直言ってとてもたどたどしい絵を描いていた。
それから約1年後のMJ展がきっかけだったのかなあ。モチベーションが上ったというのか、その辺りからぐんぐんと絵が良くなった。切り絵の手法に専念し、どんどん成長していった。
とにかく勉強熱心で、イラストレーションに対する取り組み方が真摯である。貪欲といってもいい。
最近はドローイングにも挑戦している。
自分がいいと思ったことを信じて(人の言葉はあまり気にせず)ひたむきに進んでほしい。益々の精進を☆」

峰岸直筆の賞状。

峰岸賞次点の
平尾直子(3期・高B)と愛娘の紬ちゃん。

次点平尾直子の作品
飯野賞と
平川賞も次点だった
カワナカユカリ(7期・高Bには特別賞が。

カワナカユカリの作品
平川氏のコメント
「単純な線と極力抑えた色彩で不思議な空間を紡ぎ出す画力は見事です。きっとMJの課題だけではなく、ふだんからかなりの枚数を描いているのでは。自の声のように自由に線を操る術を持っている魔術師のようにも思えます。その経験値と自身から来る者なのか、絵の中の人物にすべてを見透かされ、絵を覗いている自分が矮小な存在にも思えてくる。この絵の中の人物には絶対にかなわない・・・。そしてこの絵を描いているカワナカさんは相当手強い。そう思わせる説得力と強さ、そして怖さがあります。余白でさえ、自分の絵の一部にしているような空間の取り方も見事です」

峰岸直筆の賞状

盛り上がってる星組2次会☆ 網中さん、伸坊氏、小池アミイゴくん、岡田里さん達もいるなあ、イェーイ♪ 明治通り「和民」にて。