ゲスト宇野亜喜良さんの合同授業の記事掲載が、諸事情によりたいへん遅れてしまった事を深く陳謝。
今さらぼくが言うまでもなく、下の文章でよしださんがすでに述べているし、このあと予想される出席者たちの沢山のコメントで、いかに素晴らしい授業だったかが再認識されるはず。
実は宇野さんはここ近年、講師の依頼は全て断っていたのだそうだ。そこをぼくが頼み込んで、講評は結構ですのでお話だけでもという事で、結果的には快諾してくれたのだった。
ぼく個人としては、宇野さんの少年時代の話を聞きたかったなあ・・・。宇野さんとも長い付き合いにになるが、そういう話はほとんど聞いた事が無かった。そのうち又何かの飲食の席(宇野さんはお酒は全く飲まれない)で聞かせて下さい。
峰岸達
☆
9月16日の合同授業のゲストは、日本を代表するイラストレーターでありグラフィックデザイナーの宇野亜喜良さん。
繊細な描写にこめられた大胆な精神は、常に時代をあっと驚かせ、私も数多くの“ファンの1人”です。
宇野さんの生の声を聞ける喜びと緊張に満ちた、2時間以上にわたる充実の空間でした。
授業は、MJ生の質問に答えるという形式で進みます。
「好きな女優はどなたですか?」
「寺山修二さんとの仕事について」
「壁に当たったときはどうされますか?」
その一つ一つに、宇野さんは真剣に答えてくれます。その答えは深く頷かされるものから意外性をはらんだものまで実に様々。
絵と直接関係のないと思えるような話でも、そこにヒントがあります。とっても楽しい時間です。
私が印象に残っているのは、「イラストレーションという仕事が好き」という言葉。
人から頂いた「こういうことをやりませんか?」という依頼に応えることを楽しんでいる、とのこと。
私にとって宇野さんの作品は、何らかの感情を抜きに見ることができないものです。
描かれた少女たちは、社会的役割から解放された自由な存在のように思われますし、
特にその大きな瞳をみつめると、自分のもつ本音の部分を見透かされてしまったような、なんともザワザワする気持ち…そして開放感を覚えます!
見る人に確実に“印象”を与える宇野さんの作品。
それらは、「何を伝えたいか、どう感じてほしいか」という、
他者とのコミュニケーションの上に成り立っているのだと思うと、イラストレーションというものの広がりと可能性を感じます。
宇野さんの作品は、なぜこんなにも強いパワーをもっているのかが、今回の授業を通じて分かったような気がします。
改めて、イラストレーションとはコミュニケーションだということを感じ入りました。
素敵なイラストレーターになるには、人としてどう生きていくのかということも大事なのかもしれません。
「いろんなものを見て触れて体験して、それを絵で伝えたい!」と強く思いました。
また、宇野さんはとってもダンディーな方でした。
そこに座っていらっしゃるだけで存在感のある方でした!!
貴重なお話の数々を、長い時間ありがとうございました。本当にありがとうございました。
よしだゆきの(8期・高井戸)

先に集めておいた質問用紙を峰岸が読み、それに宇野さんが答えてくれる、という一問一答式のトークショー。

ダンディーです。今でもOK(?)という女子多いです。男でもぼくが女だったら・・・と言う声も。もてもて78歳!

3クラスの合同授業だが、卒業生、休学生も混じり満員御礼状態だった!
授業後、サイン会が始まった。全部絵入りだぞ☆☆
水沢くんの大きなポスターの写真と福光さんの写真は同じものだ。宇野さんがずいぶん若い!寺山修司も写ってる。

宮前伊津子(10期・明A)

ちぎらはるな(12期・明A)

水沢そら(12期・明A)

吉泉ゆう子(12期・明A)

橋本裕子(11期・明B)

関口奈穂(12期・明B)

柏原沙織(13期・明B)

福光文(13期・明B)

授業後の懇親会は、次の日から始まる宇野さん主宰のグループ展の準備の為、宇野さんには出席してもらえず残念だったが・・・。。
この日、ぼくの1週間早い誕生日祝いを、懇親会出席者全員からしてもらった☆
懇親会に出られらなかった人たちもプレゼントには参加してもらった☆
感激の一夜です!