1月22日の合同授業、ゲストは和田誠さんでした!
私を含めたくさんのMJ生が、この日が来るのを首を長〜〜くして待っていたのだろうなと思います。
今回はいつものファイルを講評していただくスタイルとは違い、MJ生がそれぞれ事前に紙に書いてきた質問に、和田さんがひとつひとつ答えてくださるというとても贅沢な内容。
お話が進むにつれ、皆がどんどん夢中になっていくのがわかり、休憩するのがもったいないくらいのいい時間だったと思います。
「人の絵に何か言うことはできないけれど、僕はイラストレーターとして53年の経験があるから、みなさんの質問に答えられるかもしれません。」(記憶で書いているので言い方が違っているかも…)とおっしゃられて始まった授業。
ライトパブリシティ時代のお話や、週刊文春の表紙のお話、似顔絵を魅力的に描くには、一日のスケジュール、立川談志さんや村上春樹さんとのエピソードなどなど…、
沢山の質問に対して、もっといい答えができないかと真剣に考えながらお話しされている和田さんに背筋がのびる思いでした。
どのお話もひと文字残さずメモしておきたくなるくらいだったのですが、その中でも私が特に印象に残ったのは…
・何を描くか迷うとき。時間がなくてもイライラしてはダメ。のんびりしているとイラストレーションの神様がふっとくる。そうすると不思議と思い浮かぶ。
・人物を魅力的に描くにはその人物に惚れること。描く相手を好きだと魅力的に描ける。
・イラストレーターに必要な資質は、絵が好きなことと、その好きな気持ちをキープすること、自分の仕事に飽きないこと。
お話を聞く中で和田さんの「絵が好き」というシンプルな気持ちが伝わってきて、そのことがとてもとても、ずしんと心に響きました。
授業後の懇親会でも、私たちの質問に最後まで答えて下さって、最後には大サイン会のようになってしまいましたが、なんとなんと似顔絵を描いてもらったMJ生も!!(うらやまし〜い!!!)
和田さんが絵を描いているところを生で見る事ができて、大感激でした。
私も手帳の表紙にサインと小さな猫の絵を書いていただいたので、開くたびにこの日の事を思い出して気持ちがシャキっとします。
和田さん本当にありがとうございました。
円絵(11期・高A)
以下の文=峰岸達

集めておいた質問用紙を自ら読み上げ、自ら答えていく。当意即妙というか、どんな質問にもユーモアを交え真摯に答えてくれる。語り口調が又いいね!

受講生は10数人のOB,OGを含め100人近くいた。始まるまで緊張していた生徒も、たちまち和田誠ワールドに引き込まれていくのが、和田さんの横に坐っているぼくにはよく分かった。ほんとうにおもしろくてためになる授業だった。

授業後の「和民ん家」2階貸切の懇親会も大盛況!この写真はまだ始まって間もないころだったが、この後、思いがけない大サイン大会となるのであった。
☆
以下がこの日のサイン会で恩恵に浴した生徒達の絵入りサインの数々。
始めのうちは、和田さんの作品集を持参した何人かが、おそるおそるサインをお願いしていたのだが、そのうちちょっとしたことがきっかけで、手帳やら何やらに絵まで描いてもらうことになってしまった。
次から次への勝手な注文にも快く応じてくれて、手の休まるひまもない。、しまいにゃ似顔絵まで要求するヤツラが出てくるしまつ。
すごいな、このサービス精神というか、出し惜しみしのしなささ!
ほんとうにほんとうにありがとうございました。
実はね、ぼくは和田さんに似顔絵を描いてもらうのが夢なの。30年くらいのつきあいだけどそんな機会もなかったし、いきなり言い出したりもしずらいし、そんなまま時が過ぎてしまったの・・・。それにひきかえ、ほらキミたち、佐藤、西田、北川(きいちゃんて言うの?うちの猫と同じだ)、初対面のぶんざいでいきなり似顔絵を描いてもらっちゃったりして!いいなあ、うらやましいなあ・・・。
小池ふみ(11期・明B)

佐藤ケイスケ(13期・明B)

中島陽子(13期・明B)

西田真魚(13期・明B)

柏原沙織(13期・明B)

北川佳奈(13期・明B)

トクマルユウコ(10期・高A)

長光雅世(11期・明B)

円絵(11期・高A)

清水ふき(11期・明B)
瀬谷カモメ(10期・明A)

徳重千里(12期・明B)

袴田章子(9期・高A)

浅野みどり(13期・明B)

坂本文(13期・明B)
描いてもらった生徒の中では、MJに入ってまだ日の浅い明日館Bクラスの13期生が圧倒的に多かった。これは怖い者知らずという事もあったかもしれないが、ものおじじしない最初の1人2人に引っ張られての連鎖反応ゆえの事ではないかと思う。長くいる生徒達は却って遠慮が出ちゃったようだね。
帰り道「今日が、おれのモテ期だったな」と和田さんがつぶやいた。「いえいえ、いつもですよ」とぼくは返した。