<単なるノスタルジー>と言う言い方がある。インテリっぽい人たちがわりと使う。
例えば「この作品は、単なるノスタルジーに終わってない」と言うように・・。
そういう言い方に強い反発を感じたノスタルジー好きで、へそ曲がりでもあるぼくは、「よーし上等だよ、だったら俺は<単なるノスタルジー>の絵をいっぱい描いてやろう!」と30代の中頃に決心をした。そして、約30年間<単なるノスタルジー>の絵をほんとにいっぱい描いてきた。といっても自分でそう思っているだけで、人はぼくの絵を見て、単なるノスタルジーすら感じてないかもしれないけどね。
ま、とにかくぼくは、ノスタルジーというのは人間の持つ感覚の中で、とてもいい感覚だと思っている。
少なくともぼくは、懐かしい歌を聞いたり、懐かしい映画を見たり、懐かしい風景の中にいたりすると、気持が安らいだり、高揚したり、それこそ胸がキュンとなったり(おじさんでも)する。
で、課題作品だが、これがなかなか良かった。
ちょっと大盤振舞い気味ではあるが、出席した生徒全員ピックアップ☆
未だに画像の届かないのが1人いるけど。
小関、久保田、ハヤシ、森永、水谷はいつもいっぱい描いてきてエライ。
久保田のいつもの女性像とは一変したこの機関車の絵、素朴な味わいがいいね。
大森のスタンドバイミーも雰囲気があっていいんだけど、数をもっと描かなくちゃ。
甲斐のB3、3点はこの日の白眉。河馬の絵も良かったなあ、どこがノスタルジーかよく分かんなかったけど。
9期新入生も徐々によくなっている。特に袴田が健闘。
小関祥子(4期)
大森雅史(6期)
甲斐瑞恵(6期)
久保田寛子(6期)
ハヤシフミカ(7期)
古川美樹(7期)
森永真理子(7期)
あべちほ(8期)
平林和歌子(8期)
水谷有里(8期)
寺島静江(9期)
宮入のあ(9期)
森保香織(9期)
袴田章子(9期)