乃木坂はテレビ受像機を描く者が多かった。
それもレトロな形のものが。
ぼくがレトロ好きだからといって、そういうのを描けば点が甘くなる、というわけでは決してない。
どちらかと言えばむしろそういうものにはきびしくなる。
それぞれが、おもしろく描けているのでピックアップしたのだ。
デザイン的には、今のより昔のがいいのに決まっているのだ。
これはテレビに限らず、世の中のデザインというもののほとんど(ファッション、建築、インテリア、車、電気製品、etc)が1960年、昭和で言えば35年までで止まっていたら良かったのに、とぼくは常々思っている。ま、この話はいずれまた。
ところで、乃木坂7期生は、まだ半年なのにどうしたものやら14人中、6人が去っていく。この高い確率は初めてのこと。
理由は仕事の都合で、というのが多いが、半年も持たず途中から全然来なくなった者も何人もいる。受講料がもったいない・・・。
人数が増えると、こういう現象も起きるのかな。
nogizaka

白壁ゆう子(4期)
女子たちは幼児番組ネタが多いなあ。右はじの小さい子は1人で違う方を向いているなあ。表情が可愛いなあ。

平林恵子(4期)
あの、平林のオネーサン、自画像はもう終わったんだけど・・・。
自分がテレビに出たら、というのを想像したの・・・。
偶然なんだけど、ポーズが白壁さんの絵の真ん中にいる女の子と一緒。
画面に横線が入っているのは、古いテレビということを表現したかったの・・・。
オネーサンのやることは、いろいろよくわからないことが多い・・・。
でも、この絵いいよ。

北住ユキ(5期)
セミレトロのテレビにクーラー。70年代だね。
「傷だらけの天使」のショーケン、かっこよかったよね。この連続ドラマはユーモラスな要素もいっぱい入っていて、ぼくもよく見ていた。

小松ゆりこ(6期)
今度はこういう手で来たか。
小松さんはうまいし、いいものを持ってると思うんだけど、もっと作風をしぼった方が・・・。

小森谷幸子(6期)
宝塚の中継のテレビの上に、トムくん(ですよね)が乗っている。
まさに私のテレビ。
<先ほどまで斜めに画像が入ってたのは、完全にこちらサイドのスキャンのミスです。小森谷さんには失礼を申し上げ、大変ご迷惑をお掛けしたことを、深くおわお詫び申し上げます!>

村田洋子(6期)
なんだかおかしいね、この絵。畳と比較しておばあさん小さ過ぎるし・・・。
自分の子供の頃の思い出らしいんだけど、なんだか不思議な雰囲気も漂ってる・・・。
今回の乃木坂は・・・が多いなあ・・・。

君野可代子(7期)
この間までやっていた山田太一脚本の「ありふれた奇跡」の仲間由紀恵と加瀬亮。雰囲気出てるよね。
君野さんは新入生ながら、今期全回ピックアップ、やったあ!

ビビアン・チャン(7期)
この絵いいよ、レトロテレビ、サザエさん、シンプルだけど色の使い方も凝っている。
いいものを掴んだと思ったら、MJを去っていく、残念!
時間の都合がつくようになったら又戻ってきてね。

森菜穂子(7期)
むかーしのアメリカのテレビだ。日本にはこんな形のは無かったと思う。
ただテレビを描いているだけなのに、うーん、なかなか見せる!
森さんも新入生だけど、全回ピックアップ、やったあ!
<振替>

加藤佳代子(1期・高井戸B)
リヤカーに積んだ初荷のテレビ。
加藤さん、作風的にぼくのライバルになりつつある。
ぼくはこの時代のものは、相当いろいろなものを描いてきたが、リヤカーを描くのを忘れていた。先を越された!
もう一つの作品も良くて迷ったんだけど、リヤカーというのがが新鮮(?)だったので、こちらにした。