いろいろ考えることがいっぱいで、なんだか頭が溶けてる感じのするミキティです
ミキティはクラッシック出の音楽家です。
自分でコンサートを開いたり、他のコンサートに参加させていただいたりと
そんな音楽活動をしてきました。
駆け出しはどの音楽家も・・・・
自分でコンサートを開くときは、全自腹覚悟で・・・
他のコンサートに参加するときは配当のあったチケットは自腹をきり・・招待券として出してしまうのが慣習。
理由は・・・お客様にひとりでも多く来て頂きたいから・・・
初めてのお客様なんかは、一度体験して、来て・見てもらわないと言葉では伝えられないからです
コンサートの内容や出演者を知っていて、好んできていただけるお客様は本当にありがたい。
でも・・・限られた人たちだけのものでは広がりも何もないので・・・
今までオペラや、声楽・合唱というものを、知らない人に一人でも多く聴いてもらえることが、声楽界・音楽界への貢献だと思って(広すぎ?)・・・
ひとりでも多くのファンが出来るように・・・
「とにかくこんなことやってるから、一度見に・聴きに来てよ」ってチケットをばら撒いておりました
友人や家族・・・同業者も自分のもらった招待券を人に譲り、自分は自腹を切ってみにきたり・・・チケットや招待券をばら撒く協力を惜しまずやってしまいます。
だからいつも大赤字・・・ですが・・・
それでいいんです。
駆け出しの頃の名もない声楽家はみんなこうやってファンをつけていくものだと・・・
そんな慣習が暗黙の了解のようにあるような感じでした。
ある出来事が・・・あるコンサートの招待券をもらった方が、行けないからと・・・
その招待券を知り合いの方に譲りました。
知り合いの方は、なんとなく興味はあったものの、ジャンルも違うし、特別好んで聞くジャンルでもなく・・・仕事時間とかぶる為・・・今まで行く機会がなく・・・・
が、今回招待券を譲って頂き、そのコンサートをはじめてみました。
とても楽しく帰ってきて、みんなにぜひ行って欲しいと口コミをしました。
しばらくたって、コンサートの主催側から「ご招待券は、招待したい方に差し上げるものなので、今後はご遠慮ください」という連絡をいただきました。
招待券を譲ってもらった方は、大変恐縮して、申し訳なかったと反省しました
その人の慣習は・・・
招待券をもらって自分が行くことができなかったら、誰かに譲って代わりに行ってもらうことは、観客も増えるし、新しいファンが増えるし・・・
良いことだと教わってきたからです。
自分の狭い感覚にとっても反省しました。
コンサート主催側からすると、経営的なこともあるだろし・・・・
ほんとに来てほしい人に招待状を送っているわけだから、当然ですよね。
ミキティは・・・って今までの招待券を譲ってもらったのはミキティでありまして・・・・
ミキティが商売下手だという所以かも・・・
儲けとか、利益とか・・・あんまり考えずに色々やっちゃうもんだから・・・
招待状は有効に使わなきゃいけないなんて勝手に思ったりして・・・
招待状を使わせてもらうなんて、当たり前のことだと思ってたけど・・・
そうではない世界もあるんだと勉強しました
しばらく申し訳なくて、主催者さんには顔向けできないな〜〜〜
ちょっとかなりの落ち込み具合のミキティです
自分の定義と、人の定義の違いを改めて実感しました。
ごめんなさい。
ただ・・・ひとりのお客として・・・
今回のメールはとってもショックなことであり、毎回招待券をもらってタダで得しようなんて考えも全くなかったし・・・
楽しかったら、もっともっと宣伝してたくさんお客様が足を運んでくださるように協力したいと思っていただけに・・・
ちょっと今後このイベントを自分自身の足で歩いて参加しようとは思えないほどの悲しい出来事でした。
とっても面白い企画のコンサートなので、今後も長く続けてほしいと心から願ってます。

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