最近東武では東上線に50090系が登場し、本線も含め50000系列の増備が進み、徐々に世代交代の波が押し寄せています。
長らく私鉄の103系と言われ、712両が製造された東武鉄道8000系ですが、ついに編成単位での廃車が発生しました。昨年故障をおこし、野田線七光台で長らく留置されていた8134F+8523Fが北館林(現渡瀬駅北留置線)へ廃車回送されたと東武系のサイトなどで情報は入手していました。
すでに800系・850系への改造に伴い、種車の8両固定編成の中間サハ8900が10両廃車にはなりましたが、編成単位での廃車は今回が初めてになります。
50000系統の増備に伴い余剰車が発生していたのは容易に想像できたことですが、ついに廃車かという思いです。
8578F+8571Fに牽引されて8134Fが、8580Fに牽引されて8523Fがそれぞれ北館林に運ばれたとのことでしたが、実際どうなっているのか気になっていたので、今日行って来ました。
渡瀬駅を出てから前方を注目していると、以前から留置されたままになっている電機2両の奥に8000系が見えてきました。
佐野線本線側には、館林方から8578F・8571F・8580Fが、電機の奥には8134F・8523Fが留置されていました。
8578Fの正面方向幕部のLEDは撤去されていましたで、これが館林の津覇に入るまでの一時的な留置と考えるか、それとも撤去されたのでこのまま廃車になるのかどちらか、というのは難しいですが、未修繕の2コテ×3編成も廃車になることもあり得そうです。
8523Fは先日回送された際にライトが外されたようです。
今後8000系の廃車が徐々に進んでいくものと思われますので、初期修繕車を初めとして、改めて記録しておく必要がありそうです。

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