京成電鉄は12月10日にダイヤ改正を行うことを発表しました。
主な点としては、
・スカイライナーの船橋停車
・千葉線と新京成線の直通
・特急の停車駅を見直し、快特を新設
などとなっています。
まず、
・スカイライナーの船橋停車
についてですが、こちらは成田空港アクセスが北総線経由に移った後のことを考慮して、京成線沿線内の有料優等として育てる側面もあるものと思われます。成田高速鉄道完成後は3代目スカイライナー(?)による160km/h運転が開始され、都心から成田空港への所要時間が36分と大幅に短縮されることから、今の京成線経由では空港アクセスとしての機能だけでは利用されなくなる可能性が十分にあります。その為、今までの都心対成田という輸送だけではなく沿線拠点間の輸送という観点からも船橋停車に踏み切ったと考えるのが妥当でしょう。朝夕のモーニングライナー・イブニングライナーが船橋に停車しないのは、やはり今まで通り、船橋下車でJRへの乗客の逸走を避け京成線内で輸送すべく設定されているのでしょう。
成田高速鉄道HPによると、工事完成目標が平成22年度と記されていますので、もう4年後なんですね(^_^;)日暮里駅改良工事と合わせて北総スカイライナー時代の到来ですね。
・千葉線と新京成線の直通
については、乗り換えがなくなるということで、需要創出も考えられますが、普通列車のみの20分おきというダイヤですから、今後改善していくことはできるかと考えます。やはり新京成線内を含めた優等列車の新設が望まれますね。普通のみの直通では約1時間くらいの所要時間でしょうから、39.6kmという距離からしても、速達化が希望ですね。
・特急の停車駅を見直し、快特を新設
これはまさにダイヤ改悪!快速を区間快速にして大不評な路線と同じような流れですね。たしかに快速のまま成田まで走らせても空気輸送のような形ですが、遠くへ行くにはスカイライナーをと仕向けているのではと、穿った見方をしてしまいます。
朝上りと夕夜間下りのみ現特急と同停車駅で快特を運転するとのことですが、それ以外の時間帯は佐倉以遠各停の特急となってしまいますので、明らかにサービスダウンですね。
快速成田行きも貴重なものに!?
京成電鉄HP<12月10日ダイヤ改正実施>は
こちらから。PDFです。

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