買ってみました。
http://www.zenshin-k.com/ugoku/pedaling.htm
ホームページに「大車輪型ペダリングのトレーニングをすることにより体幹を鍛えられる〜」とあったので、興味を持ちました。
最近の私のテーマである、「もも上げ動作」に近い動きを、視覚的にバックアップしてくれるだろうというのが期待。
買うまでの期待は、パワークランクと似たような「体験型トレーニングパーツ」。
入手後インストールして使ってみた最初の感想は、「よくワカラン系パーツ(笑)」。
○どんなものなの?
ホームページに説明があるので、あちらで分かる範囲は省略します。
購入して最初にちょっと驚いたのが、ペダルの取り付け角度です。ホームページではちゃんと紹介されていませんが、ナゾの角度がついています。これについてはメーカーに問い合わせてみたいと思います。
この角度のおかげで、メリット/デメリットがあります。
メリット
・膝の旋回をはっきりと印象づけられるんじゃないでしょうか。
デメリット
・これによりある程度無理な旋回運動を強いられるので、気をつけないとケガをする、という点。
実際、SPD-SLペダルだと拘束がきつくケガが心配なので、しばらくはSPDペダルに装着することにしました。
最初はロードバイクに装着したのですが、幅はなかなかいい感じに広がります。(片側+21mmくらい)
○ペダリングの印象
・思っていたよりは、ちゃんと回ります(笑)。
・思っていたよりも、ガクンガクンとなります(泣)。
・1-2時あたりで大車輪モードにするのは、けっこう難しいです。
ももあげば腰から上げるのがセオリー。しかしこのパーツが気になるためか、気を抜くと膝やかかとであげたくなってしまうので、ケガをしそうですorz。(そうならないためにトレーニングする部品な訳ですが。)
・ふとしたきっかけでいい感じなモードになるのですが、それがどうしてなのかがまだよく掴めません。
・そうこうしていると反対の脚がいい感じになり、今までよかったほうがダメダメになったりします。
・大車輪こぎをしなくても、普通にペダリングはできます。(後述のメリットがあります。)
・うまく回そうと一所懸命になりがちなので、平均速度が上がります(笑)。
・大車輪漕ぎがうまくできても、その後の回転軌道はいくつかパターンがあります。
すぐにスカッとトルク抜けする場合と、大車輪のまま大きく回っていく場合です。
後者のほうが理想に近いと思いますが、なかなか難しいです。
○シート高さはどうしているのか
・ホームページでも「シート高は変更せずにそのまま使え」とありますので、今のところそのままの高さで使っています。
・しかし上死点は高くなるし、下死点も低くなります。
・バーチャルにクランク長さが長くなっているようなもので、この状態でクランクをゴンゴンと回せるようになれば普通のクランクも+5mmくらい、余裕なんじゃないかと思います。
・もともと私はシート低めなので、脚が伸びきるほどではないです。
・これとパワークランクを組み合わせると、最適なクランク長さを見つけ出すことができそうな気がします。
○一番の特徴は?
・個人的に一番の特徴だと思っているのが、左右のクランクがちょっと独立するという点です。
・パワークランクは完全に独立しており、ゆえに片脚ペダリングを強いられますが、ペダリングマスターはちょっとだけ独立。一方の脚が多少速かったり遅かったりしても、それが100%反対脚に影響しません。90%くらいです。この部品のおかげで、うまく逃げが発生するのです。
・ペダリングの遅い部分があっても、全体のぐるぐるにはあまり影響しないので、結果的にマイナス要素は排除でき、プラス要素をトレーニングできる。そんな感じなのかなと思っています。
(大車輪漕ぎをしなくてもこのメリットがあるので、出力は上がるような気がします。)
○問題点があるとすれば
・ペダル取り付け角度でしょうね。角度0ならば、もっと普通に使えるような気がします。
反面、トレーニングの意識づけも希薄になるかも知れませんね。ぐるっと大車輪ができたときは明らかに足の感覚に訴えてきますから。
このへんはしっかり開発者に話を伺いたいと思います。
○で、どうなの?
・面白いパーツです。
・私はローラー乗らない人ですが、これをつけてローラーを漕げば、気がまぎれるでしょう(笑)。
SPDペダルであれば、それほど関節にも負担はないので、普段から使えると思います。
開発者も、「あまり目を三角にして根を詰めて使わないでほしい」、と書いていますので、
ぼちぼち使っていこうと思います。
・しかし「ペダリングを追求する」などという、こだわりの人にしかおすすめできません(笑)。