今日はお休みでした。
天気もよいのでトゥーランのHIDについて、トラブルシューティングをしました。
前回までのあらすじ。
・PIAA製のHID搭載。
・無事装着完了、点灯したものの、玉切れ警告灯が点灯。
対策はkaku240さんが考えてくれました。(他力本願)
さて結果は?
写真を見て結果がおわかりの方はかなりのトゥーラン通(^^)。
1)問題点
純正バルブからHIDバルブに交換した場合、回路の抵抗値が下がります。
玉切れ警告灯は、回路の抵抗値が一定値以下となった場合に点灯します。断線でも点灯しますし、切れそうになってきたら点灯するのです。頭が良すぎるのでやっかいなのです。
ウォーニングキャンセラーは、これを解消するべく、下がった分の抵抗相当の負荷を与えます(中身はキャパシタとなっているので、電解コンデンサだと思います。)。これにより玉切れセンサ(?)をうまくごまかせるということです。
前回はこれがうまくいかなかったのです。
2)対策
まず、ネットを検索して対策を検討。
PIAAの回路はバッテリ直結という回路方法。純正のバルブ回路をリレーして、点灯時に電流が流れるようになっています。この方法だと電流が確実に流れるので、バルブ点灯が不安定になることが少なくなります。(バルブソケットから電流を流すと不安定な車もあるらしく、こういう方法をとっているようです。)
バルブソケット バッテリ
↓ ↓
キャンセラー → リレー
↓
バラスト等
↓
HIDバルブ
(左が点灯スイッチとなるリレー回路、右が点灯電力を含む点灯回路)
ところがこの方法にすると、キャンセラーがうまく働きませんでした。キャンセラーは純正バルブソケットとリレーの間に取り付けましたが、こうするとリレーの左側の回路は、キャンセラーだけで、バルブの抵抗値が全然ありません。
この状態ではダメだったので、対策方法を2つ考えました。kaku240さんも手伝ってくれました。
A案)キャンセラーを2個とりつける。
B案)「バッテリ直結回路+リレー回路」を使わず、純正バルブソケットから電源をとる。
とりあえずB案はどこをどうしたらよいのか考えるのが面倒だったので(笑)、A案から試してみました。
A案
キャンセラーを2個直列にしました。
エラーは解消できませんでした。
キャンセラーを2個並列にしました。
エラーは解消できませんでした。
まあ、なんとなーく、うまくいかなそうな気はしましたorz。
「キャンセラー2個の抵抗値=元のバルブの抵抗値」に、たまたまなれば、うまくいくのかもしれません。
B案
A案がうまく行かなかったので、面倒だもういいかなぁ(^^;)なんて考えていましたが、せっかく時間もあるのだからトライすることにしました。
まずは紙の上で回路とにらめっこ。リレー回路を使わないということは、どこをどうすればいいかを考えました。しばらく考えたら、わりと簡単なことが分かりました。
まずバッテリ直結をしている回路のヒューズを外し、感電を防ぎます。(実際はしてませんが(←おいおい)。)
キャンセラーの片方がリレー回路につながっていますが、これを外し、バルブソケットからの配線につなぎます。コネクタを加工するまえに、ギボシを接触させた状態で回路をつくり点灯テストをしてみました。
右、、、ACCオンのエラーなし。
、、、ヘッドライト点灯時のエラー、、、、なし!
左、、、ACCオンのエラーなし。
、、、ヘッドライト点灯時のエラー、、、、なし!
この回路にすればOKのようです。(片側ずつトライしているので、実際はトライしている反対側はエラーが出ています。)この方法だとOKということが確認できたので、コネクタを加工し、回路を完成しました。
回路図を簡単に描くと、
バルブソケット
↓
キャンセラー
↓
バラスト等
↓
HIDバルブ
という感じです。ひねりも何も無く、シンプルですね。
この方法だとバルブソケットから先の回路全体(青文字の範囲)の抵抗値が、キャンセラーにより元の回路に近くなるので、玉切れ警告灯が点灯しないようです。この方法は、ネットで同じキャンセラーを使用して成功していた方(GolfV)がいたので、kaku240さんから自信を持って薦められた方法です。
ということで、B案により無事ヘッドライトのHID化は完了した次第です。あー、よかった。
回路もバッテリ直結側をリレーごと外したので、スッキリしました。
あとは点灯時の不安定さが出ないことを祈るばかりですが、上のGolfVの方がそのような報告をしていないようですから、きっと大丈夫かと思います(^^)。
(またまた他力本願)
次はフロントカメラかなぁ。