ホイールを組もうかと思い、寝かしておいたDURAの7800ハブをバラしてみました。といってもフタを開けただけですが。
このハブはハブ側にニップルがある特殊なものです。完組ホイールならではといえる凝った作り。残念ながら7801ハブでは生産効率の面からか、ニップルはリム側に戻ってしまいました。
ニップルを押さえるプラスチックの部品があります。これはショックでスポークが突き出た場合、ハブシャフトを守る機能と、突き出ること自体を押さえ込む機能があると思います。リム側ではスポークの端は固定されていますから、この構造だと疑似コンプレッション構造になっていることになるでしょう。
バイクのホイールは通常、テンション構造(引張力でホイールの形を作っている)です。ディスクホイール等、硬いモノでできているもののみがコンプレッション構造(材料の耐圧縮力でホイールの形を作っている)です。
最近はスポークでもコンプレッション構造となるような工夫がされるようになってきました。