2007/4/11

大阪フェスティバルホールの危機  音楽

先日エフエム東京の山下達郎氏の番組を聴いていたら、リスナーから「大阪フェスティバルホールが取り壊される」とハガキが。
これを知った達郎氏、激怒していました。

カーネギーホールやオペラ座を壊すに等しい暴挙」

ごもっともです。音響のすばらしさ、2000名強という適度なキャパから、
数多くの名演奏を生んだホールとして有名なところですから。

川辺にたたずむ外観も、どことなく風格すらあり世界屈指の音楽ホールといっていいかもしれませんね。

ここで録音されたライブ盤に名演が多かったのもその音響効果のおかげかもしれません。ちなみにシカゴ初期のライブはカーネギーホールでの4枚組より、日本での同会場でのライブのほうが全然演奏のノリも出来もよいという評価もあるくらい。特にクラシック畑では評判のホールではなかったかと。

ふるさとの札幌では市民会館という歴史ある建物が取り壊されることになり、札幌厚生年金会館ホールもその存亡が危惧されています。
音響がよく、中規模でできるコンサート会場は全国津々浦々から消滅する運命にある、ともききます。
ドームで開かれるようなコンサートは、むしろ音楽イベントといってよく、音楽を鑑賞するという環境とは程遠いし、そうした大規模公演をできるのはほんの一握りの高額ギャラの大物だけ。聴衆との距離もますます遠ざかるばかり。

東京の表参道に新しくできた表参道ヒルズにしても、一応昔の同潤会アパートの意匠を残してはいるものの、はたしてその歴史を受け継いでいくのか、というとどうなんでしょうか。ただ単にバブリーなように思うのは私だけか。

世界遺産にしろ、とはいいませんが、明治から昭和にかけて作られた建築物は取り壊してしまったらあとはただ記録として残ることしかできません。
そこで生まれる空気、思い出はけして新に作られることはないのです。

かのフェスティバルホール、オーナーは天下の朝●新聞。
文化面担当記者、声を上げて反対する根性は持ってないんでしょうか?
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ