架線が無いってだけで
息をのむような 光景になるもんなんですね
仕事で房総半島行って参りましたので
いすみ鉄道と小湊鉄道の写真をいくつか
いくつか ったって 大多喜駅と上総鶴舞駅しかないんですが
蒲原鉄道や新潟交通、越後交通長岡線などの廃線跡は
いずれもレールや架線柱が撤去されてしまい
廃線跡に立ってみても、軌道跡の築堤の名残りがあればマシな方
枕木どころかバラストの痕跡すら無くなっていく廃線跡ばかりですが
なにしろこの軌道は廃線跡どころか、現役なわけです
向こうに見える気動車は 幻では無い
新潟では遠い昔の記憶の中の光景になってしまいますが
この駅ではいまも乗降客がある 列車も来る
そしてかつては県内のこのような光景の中を走っていたキハ52は
廃車解体を免れ、房総半島の、ここにいました大多喜駅
しかしやはりワタクシ 罰当たりなほどに贅沢なことですが
現役の鉄道の中にも 廃なものを求めてしまう‥
これだけ見れば廃線跡にしか見えないぢゃないか‥

(レールがまぶしく反射してるので活きてることがわかりますが)
いすみ鉄道 小湊鉄道も廃線後の姿は見たくはありませんよね
今後も存続していってほしいです
しかし、あらためて再認識してしまったのは
やっぱり「廃」が好き
列車も駅舎も存在せず、ただ軌道跡の痕跡が残るのみ
あるいは痕跡すら無い って場所のほうが自分は魅力と感じるんだ
と、こんな贅沢な光景の中で あらためて思ったのでした
去年は一年廃線巡りしなかったけど 今年は再開しよう

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