廃線探訪もそうですが
廃車探索もシーズンというのがあります
というのも夏場は蔦が絡まり草木も茂り
足元にはマムシ、頭上にスズメバチ
そんな場所も少なくないからです
ということで、訪れるにいい時期というのは
11月〜4月ということになるわけですが
つい先日、長年いつかはいつかはと懸案だった場所に
キャトルのニウタイアの皮剥きがてら訪れるに至りました
あまりに貴重な車種ぞろいでしたので場所は内緒でス
まずは全景を
ちなみにこの奥側が国道になります
イベントの道中などでこの道通る時
この姿が建物の陰に0.3秒ほどチラッと見えるので
ずっとまえから、いつか全貌を確認したいと思ってました
丸テールのクラウン
RS41ですかね (全景の右端がこのフロント側)
このテールがほんのコンマ何秒 チラッとだけ見えるんです
とはいっても毎回毎回友人たちと走ってて
気づいてたのはワタクシだけらしいですが
それだけアンテナ張ってる&脇見し過ぎってことですな
それで今回いよいよついにそのクラウンを確かめに行ったのですが
実はクラウンよりも強烈にすごいのが
隣に並んでたんです(国道からは見えない位置)
まずはこの方
これでわかったら80点ですが
これ ペレットです しかもGTとかじゃなくて初期型の1500でした
(右端に内側のライトべゼルが見えます、これは4灯なので1500)
テールはこんな感じ とても小さなテールランプでス
有りし日の姿はこちら
ジュリアとジュリエッタ
あるいは フルゴンとフルゴネット
スタウトとライトスタウト いやそれは違うか
いわば姉妹関係 大と小
この車の場合 姉あるいは大にあたるのは ベレルですね
ベレルに対しての ベレット
しかし 姉は早々に姿を消してしまいます
そして残った妹は DOHCエンヂンを積んだり排気量を上げたり
時流にあわせて雰囲気を変えつつ 70年代を生き抜きます
ただしこのベレットは 姉がいたころの時代の車
小さなテールは姉譲りですね(形違えど三角なのは共通だし)
朽ちつつも その鈴のようなテールは 磨けば光りそうでした
この初期型ペレットは初めてみました
廃車体とはいえ、よくぞ残ってたなと思います
(この型って昭和30年代ですから)
実はこのべレットの周りにはフキノトウがたくさん出てたんですが
摘んで帰ろうかとという気にもなれませんでした
というのはべレットに感動してたのもつかの間
べレットの隣に正体のわからない車がいたからです
さあ これがわかったらあなた100点
はい、わかった方いますか? 日野のブリスカ1300ですね
たった2年しかつくられなかった超レア車であると
某誌では紹介されていましたが、まさかあるとは‥
この写真を見てると
なんとなくコンテッサの面影があるのがわかってきます
当然コンテッサ1300とおんなじエンヂンですね
もちろんボンネットのなかにはまだ残ってました
そしてまだまだこの群れにはすごいのが眠ってたんですが
写真を載せてもなんだかわからないので載せません
そして豪雪地帯ゆえか、どの車も原型をとどめているモノは皆無で
部品を取ろうとかいう気にもならない個体ばかりです
これはこのまま さらに朽ちるにまかすべきだと思いますが
オーナーはどう捉えているのでしょう
芸術として残しているのなら
またあらためて観賞できる機会が残されますが
法改正により、このような廃車体が徐々に姿を消して行ってる
現代に、いつまでもこのままというわけにはやはりいかないでしょう
またいつか 訪れたいです
ただし 夏場はマムシでます この場所きっと
最後に強烈なの一枚 これがわかったらあなた95点ですが
車種よりも 載っているモノに注目
やはり退廃的なアートを狙ってるのか?

0