2022/2/28 | 投稿者: Hal
バーニングポイント その2
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早速セントクレランド女子大に行ってみると、ヘレンはウォールマン教授との不倫で退学したとの話である。
しかし、それはヘレンにとっては、不幸な被害者の立場だと友人は話した。
教授は、退学後もしつこくヘレンにつきまとっていたようで、教授は2日頃から休講状態らしい。
ウォールマンの家に電話をかけてみると、最近はあまり家にも帰らないとのことで、会いたければ繁華街のクレイジーホースという酒場に行けと教えられた。
クレイジーホースでは中々ウォールマンに会えないが、ルドルフと話すとフラグが立ち、ようやくウォールマンに会えたが、彼はひどく酔っていて重要なことは何も聞けなかった。
第四章となる。
今日は火災現場のホテルに行ってみることにした。
中に入り、火元である301号室では、右下のブロックを調べると緑色のガラスのようなものを拾った。
この真上の401号室がヘレンたちの部屋である。
ヘレンの部屋にはなにもないが、この操作は全てのブロックを調べないと終了しない。
事務所で緑色のガラスを鑑定すると、「DU」という文字が幽かに見えた。
各所でこのガラスの破片を見せて聞いて回ると、スタリオンホテルのバーテンは、「これはダックジャニエルスの瓶のかけらではないかと言う。
しかもその瓶はバーテンが渡したものだそうだ。
そう言えば、先程ウォールマンに会った時も、ダックジャニエルスの瓶が手元に置いてあった。
ルドルフも、ヘレンとはぐれた時の供述が矛盾している。
ルドルフ宅に行くと車で出かける所だっので尾行すると、女性のアパートに入って行った。
こうしてルドルフを尋問することとなった。
しかし彼はシロだった。
訪れた女性は姉であり、嘘をついていた苦しさに耐えかねてすがりにいったそうだ。
ヘレンについては、彼女はあの日錯乱状態になり、こんな僕に愛想をつかして出て行ったのではないか、というのである。
ウォールマンだが、問い詰めたが白を切り続け、結局酔いつぶれてしまった。
マイクはバーのマスターの依頼で、彼を送り届けることになったが、自宅の場所がわからないうちに、ウォールマンのポケットから何かが落ちた。
9月3日のレシートで、195ドルとある。
スタリオンホテルで聞くと、そのレシートはチャンピオンホテルのバーのものだそうだ。
かくてウォールマンの尋問となった。
ウォールマンは当日チャンピオンホテルにいたことを認めた。
ヘレンは彼の妻を傷つけることを恐れて身を退いたが、ウォールマンは諦めきれず、ダックジャニエルスの瓶に火をつけて、ヘレンの部屋に投げ込んだが、4階までは届かず、3階に入ってしまった。
しかしウォールマンは、死体がヘレンでないことは知らなかったそうだ。
彼はこれから自首するという。
これでホテルの火災事件は解決したが、ヘレンの行方は不明のままである。
そして翌日、約束の1週間が過ぎたので、フィストバーグ夫妻に報告に行く事になった。
フィストバーグ家で夫妻を待っていると、銃の発砲音が聞こえる。
中庭の芝生にフィストバーグ氏が倒れていて、話しかけると傷は負っていないようだ。
折良く来合わせたルドルフに、フィストバーグ氏を邸内に運んで貰い、マイクは現場を調べた。
芝生には銃弾が落ちていたので拾っておいた。
邸宅に戻ると、裏口でメイドたちが騒いでいて、若い方のメイドは、車を運転していたのは、間違いなくヘレンだったというのだ。
庭師は黄色いフォルクスワーゲンが飛び出してくるのを見たと話す。
しかし、フィストバーグ氏は、「これで君の仕事は済んだから、費用を請求したまえ」と言う。
納得はできないが、依頼主がそういうのならいたしかたない。
ルドルフも同様に納得できないようだが、そこへ警察のモルグから電話がかかり、歯形から死体はルーシーであることが確定したそうだ。
帰ろうとするとフィストバーグ夫人が現れ、1ヶ月程前にフィストバーグ家に手紙が来たが、宛名が旧姓のままだったので、フィストバーグ家に届けられたと言うのだ。
そして夫人は、今日からは私が依頼者になるので、調査を続行して欲しいと依頼し、ルドルフも今から自宅でその手紙を探そうと提案する。
バーニングポイント その3へ続く

2022/2/24 | 投稿者: Hal
バーニングポイント その1
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これもエニックスのゲームで、1989年の発売となっている。
1980年代の終わりという時代は、PC88終滅の時代であるが、一つの時代が滅んでいく時に良くあるように、傑作が目白押しの時期だったのである。
このゲーム日記でも書き続いてきた、スナッチャーやアンジェラス、ジーザスなどと並んで、バーニングポイントも88時代の掉尾を飾る傑作のひとつなのである。
主人公は若き私立探偵のマイク・スティール、ライセンスを取って2週間という新米探偵である。
マイクは、ロス・マクドナルドの小説の主人公、リュー・アーチャーに憧れ、私立探偵を目指したのである。
冒頭でロス・マクドナルドの「ウィチャリー家の女」からの引用があるが、このゲームのノリは、マクドナルドのシニカルな作風とは違い、明るく単純そのものである。
舞台はロスアンジェルス近郷のサンタ・クリス、人口6万人程の小都市である。
このゲームでは、会話メッセージは下部のウインドウではなく、漫画と同じくふきだし内に表示されるので、誰の発言かは一目瞭然である。
但し、あまり長いメッセージは表示できないので、一長一短だろう。
■ 第一章「死の蒸発」
開所6日目に初めての依頼者が現れた。
著名な資産家のフィストバーグ夫妻である。
孫娘のヘレンが失踪したというのだ。
ヘレンは夫のルドルフと共にマイラシティへ旅行したのだが、ホテルが火災となり、ルドルフは助かったが、ヘレンは行方不明となった。
焼け跡からは身元不明の死体が発見され。警察はヘレンと想定した。
しかし、夫人はその死体が孫のヘレンではないと主張するのだ。
根拠は特にないが、とにかくヘレンではないとかたくなに言い張る。
こうしてマイクは、1週間以内にヘレンの生死を確認することとなった。
まずは夫のルドルフだが、保険金のことを気にしているが、証言にはおかしな所はなさそうだ。
次は警察で、モルグではヘレンらしき遺体には、衣類などの繊維がなく、丸裸だったという証言を得た。
火災で丸焼けになっても、繊維の燃えかすなどは必ず遺体についているが、今回の死体にはそれが全くなかったそうだ。
これはおかしい。
火災で逃げ出す時でも、丸裸で逃げ出す人はあまりいないだろう。
しかも遺体はひどく損傷していて、骨や歯形さえ満足に残っていない。
死体の胃には未消化食物さえなく、微量だが麻薬らしき成分が検出されたとのことだ。
但し、ヘレンは風邪を引いていたので、風邪薬の成分が検出されただけとも考えられる。
その風邪薬「ルーラ」をロブのストアで入手、検死官に渡して事務所に戻ると、第1章終了、引き続き捜査を進めることになった。
第二章
翌朝モルグに行くと、薬物とはコカインだった!と知らされる。
しかも、被害者はかなり重度のコカイン中毒だそうだ。
となると、この死体がヘレンという可能性は低くなる。
ホテルには宿泊者でも従業員でもない、第三の種類の人間がいる。
それがコールガールなのだが、彼女達はホテルと契約していることが多いらしい。
警察で組織の元締めのことを聞き、聞き込みを行うと、コールガール組織はクラブ・レアージュ、ボスはキム・マンジーニという女性だそうだ。
しかし、レアージュではあっさり玄関払いされ、繁華街に戻ると女性が襲われている。
マイクはまるで弱いくせに助けようとするが、あっさりたたきのめされてしまう。
その後レアージュに行くと、あの時の女性がキムだった。
キムは、まるで全くとても完璧に弱いのに、女性を助けようとするのは、無謀でアホでアルパカだけど、とても嬉しかったと褒めてくれなかった・・・
そして行方不明者はルーシーという子らしく、コカインの常習者だったという。
第三章
元締めのガリクソンに、チャンピオンホテルの従業員のことを聞くと、今はスタリオンホテルで働いているとのことだ。
スタリオンホテルで聞き込みをすると、ヘレンはルドルフと大げんかしていたとのことである。
そして更に聞き込むと、ヘレンの相手はルドルフではないらしく、グレーの高価そうな服を着た男らしい。
その男はバーで大暴れしたので、皆で追い出したそうだが、その男はヘレンの名を叫んでいたという。
ヘレンの仲の良い友達について、フィストバーグ家に電話すると、ヘレンの大学はセントクレランド女子大だという。
バーニングポイント その2へ続く

2022/2/24 | 投稿者: Hal
ジーザス2 その2
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ファーナは軌道上のジーザスに連絡を取り、それを受けたのは司令と武麻速雄だった。
カリストでは爆発が起き、機関室に言ってみると火災が起きている。
貨物室では機関士の松山が死んでいるし、ブリッジでは航海士も死んでいるのだ。
医師の三井に連絡して検死をして貰うことにしたが、今度は船長のパウエルがいなくなった。
しかも発見したときには異常はなかった二人の死体は、僅かの間にむくみやはれなどが発生したという。
ファーナの部屋に行くと、船長がエイリアンに襲われている。
エイリアンは和也にも襲いかかって来たが、危機一髪、武麻速雄中尉(中尉になっているのだ)が登場、エイリアンを撃ち殺す。
1と違い2では、エイリアンは通常の銃弾でも倒せることになっている。
そしてゲーム性の面では、ミニゲームやパズルはないし、選択肢も移動・会話・見るなどの単純なもので、ゲームというよりノベルの要素が大きい。
これが今回の栄狸餡ちゃんである。
グロさはあるが、不気味さは1の方が上かも知れない。

速雄のスタッフの推測では、エイリアンは種子のスタイルで子孫を残すのではないかということであり、和也は先程貨物室前で何かの種のようなものを目撃していた・・・
速雄は乗員全員をデッキに集めるよう和也に指示、和也が麻世の部屋に入ると真治はエイリアンに変身していた。
こうして生き残った者はジーザズに入った。
ジーザズでは、各所がロックされたり、そのロックが解除されたり、通信室が破壊されたりと、様々な異常が続く。
やがて、医師の三井がエイリアンの胞子に冒されていることが判明、彼を捜すことになった。
しかし、三井はジーザズに来てからは、常に軍医のノーマンと共にいた。
アリバイがあるのである。
となると、三井は胞子は持っていても、エイリアンそのものではない、ということになるだろう。
となると、ひとりでいる時間が長く、セキュリティに関する知識もある人間が怪しいということになるが、それはどんなにんげんだろうか?
まずカリスト号関連の5人は、いずれもシロ、次ぎは軍関連の5人だが、これも可能性は低い。
残るはゴリアテだが、連絡が途切れたままである。
こうして安全のため全員が指令室に集まることになった。
和也はファーナを呼びに行ったが、忘れ物のフロッピー(しかし21世紀の半ばでフロッピーを使っているとは!(笑))を探している間に、ファーナが待機していたエレベーターが墜落する。
更にそれ以上の異常事態が起こった。
コンピューターでの人員チェックで、現在のジーザズにいる人員が、他の人員に入れ替わって表示されるのだ。
その人員は・・・
バルカス・ベリーニ・カーゾン・ハイラー・松山・パウエル・真治などで、前半はコメット号の、その後はカリスト号の、それもいずれも死者である・・・
和也たちは、マザーユニットの起動に必要なディスクを、資料室からとってくることになった。
ディスクはすぐ見つかったが、その内3と4のディスクが壊れている。
しかし、緊急用にスペアディスクが研究室と作戦室に残されていることがわかった。
排気口などを経由して研究室と作戦室に入り、そのスペアディスクも取得し、マザーユニットに向かった。
マザーユニットにはファーナが待ち受けていた。
やはり彼女はエイリアンに変貌していたのだ。
エイリアンが人間に憑依する真の目的は、会話を重ねても不明のままで、或いは目的というより、生物が食物を採取するような、本能に近いものかも知れない。
しかし、エイリアンは冷却システムが壊れたため、本来の能力は発揮できないようであり、和也はマザーユニット=エイリアンをオーバーヒートさせるために、手動で最大限の駆動をさせた。
ここであのディスク入替えとなるが、これは第2ドライブのディスクを、グリーン・パープル・レッドなど全てのディスクに入れ替えなければならない。
これらの過負荷に耐えきれず、エイリアンは宇宙の彼方に去っていった。
これにてジーザズ2は終了となるが、内容としてはかなり無理があり、論理の飛躍や矛盾が多く、一貫しない部分が多い。
とはいえ、お話そのものはそこそこ面白いので、プレイして時間を無駄にしたと思うようなことはないだろう。
次回はバーニングポイントの予定

2022/2/20 | 投稿者: Hal
ジーザス その3
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コールドスリープ用のカプセル室では、芳花のカプセルが開いている。
???
この「???」は、芳花のカプセルが開いていることに対してではなく、恒星間旅行ならともかく、たかだか太陽系内のハレー彗星まで行くのに、なぜコールドスリープが必要なのか、という疑問である。
一通り船内を調べ終わると、ミラコフからモンスター出現の連絡が入るが、途中でぷつりと途切れる。
観測室でミラコフらを発見したが、カーゾンは既に絶命していた。
まずはコックピットに避難し、隙間はセラミックテープでふさぐこととなったが、速雄はそのテープを探しに行くことになる。
セラミックテープは見つからないが、バラバラに壊れたセットテープが通路に落ちていた。
誰が、なんのため壊したのだろうか?
ついに機械室の地下でセラミックテープ発見、しかしモンスターが現れるが、冷却砲を撃つと逃げて行った。
コックピットに戻り、隙間を塞いでホッと一安心。
だが、テープの隙間からエイリアンが侵入、ミラコフは速雄とエリーヌを室外に逃がした後、自らドアを閉じた・・・
カプセルルームに避難し、通信ができるカーソンのカプセルに入ると、エイリアンから通信が入る。
エイリアンが脳を喰うのは、その人物の記憶を摂取するためらしい。
エイリアンは数万年の間宇宙空間を彷徨い、ハレー彗星に辿りついた。
これから仲間を呼び、地球を占領するが、抵抗すれば殺すと言うのである。
なぜそんなことを一々被害者に報せるのかは、宇宙の神秘とエニックスの都合のためだろう。
エイリアンと会話している内に、エイリアンを誘い出すための新しい選択肢が出た。
「このころなを爆破する」である。
最初はエイリアンに「この船には自爆装置などない」と見破られたが、次には「ポータブルのシステムを持っている」と言うと、エイリアンは交渉に応じた。
その後問答形式で、襲われなかったものは?−いない、変身した回数は?−6回などの入力があり、最後の武器は勿論レーザーロンである。
場所はエアロックで、「ひく」・レーザーロン、で戦闘開始となる。
「ド→レ→ミ→ファ→ミ→レ→ド→ミ」 でエイリアンは動けなくなり、カタパルトで宇宙へ投げ出した。
しかし、次のハレー彗星大接近は、2137年である・・・
これにてジーザズは終了である。
このジーザズは繰り返しが多く、中々進行しないという難はあるが、それでもなかなか良い作と言えるだろう。
続いて続篇のジーザズ2となる。
ジーザズ2は、タイトルの通りジーザズの続篇なのだが、発売が1991年とPC88の最終期となり、時代はとうにPC98に移っていたので、あまり話題にはならなかったようだ。
その98も、数年後にはWindowsに追い落とされる、という時代なのである。
遅れの理由はシナリオの担当者が途中降板となり、シナリオも全て引き上げてしまったため、原画書き直しその他が発生したためとのことである。
世界観などは前作と共通点が多いが、時代と舞台は前作の事件から4年後、地球の地中海から始まる。
4年前のエイリアン事件は、政府によるマスコミ操作により事故と報じられ、エイリアン侵入の事実は伏せられていた。
前作で、コメット号からエイリアンを乗せたまま切り離されたコンテナは、実は地球に落下していた、という設定である。
その現場近くを航行中のボロ客船カリスト号には、レーサーの主人公・五色和也が乗っていたが、船は故障して停まってしまう。
停止の原因を聞くためにデッキに上がった和也は、コンテナ落下の衝撃で気絶する。
気がついた彼がデッキに行くと、リフトで巨大な物体を巻き上げている。
それはなにかのコンテナで、貨物室に格納された。
船長のパウエルの話では、停止の原因は汎用ケーブルが切れためとのことだが、甲板員のイアルテは、それは切れたのではなく、「切られたのだ」と言う。
船には他の乗客もいるので、一通り話を聞いて回った。
牧原麻世は15歳の美少女だが、なんと和也の相棒真治の妹だった。
そしてファーナという自称デザイナーは、実は関税Gメンで、海面に落とした軌道上の人工衛星を、この船は回収する密輸船になのだそうだ。
そして、4年前のコメットところなの事故は、エイリアンの侵入によるものだったと教えてくれた。
このカリストは密輸組織の船であり、組織が軌道上の衛星や宇宙船から機材を盗みだし、海上に投下したものを回収するのが役目とのことである。
ジーザス2 その2へ続く

2022/2/18 | 投稿者: Hal
ジーザス その2
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エアロックは最下層の6階にあるが、そこにはガス漏れを止めるバルブシステムもある。
ところが、このガスのバルブは、同時に止められるのは4つまでで、それ以上閉めると全て開いてしまう。

このルールが、何度か失敗するまでは表示されないので、随分とまどった。
ルールを明示しないでテストするのは、ルール違反だぞよ。
1階のハイラーの部屋で鍵と紙切れを入手した。
3階のコンピューター室を調べると、サブキャプテンのベリーニの死体があるが、コンソールは開かない。。
5階の個室にはバルガスの死体があり、首には小さな刺し傷があるが、こんな小さな傷で人間が死ぬとは思えないのだが・・・
これがフラグらしく、3階のコンピューター室でコンソールを調べると、先程は開かなかったのに、今はベリーニのメッセージが入っていた。
バルガスの件である。
「資料室の記録レコーダーに、バルカスが小さな生き物に襲われるところが映っていた。
その生き物は自由に姿を変えられるようである。
今ドアの下からゼリー状のものが入って来た。
エリーヌは先に逃がしたが、私はここにある武器で戦ってみる」
とある。
2階の倉庫で天井を調べると、お待ちかね、華のエイリアンさん大登場、しかしあまり、というよりまるで怖くない影狸餡である。
30年前に始めてプレイした時には、文字通り戦慄したのに、今は「ああそう・・・」なのはむ、こちらの感覚が鈍ったのだろうか・・・
或いはこれが「貧者の幸せ」というものだったのだろうか。
3階の機材室で、「誰かいるかい?」と声をかけると。ガールフレンドであるエリーヌが出てきた。
まずはエリーヌをコメットの連絡機でころなに逃がし、自分も乗ってきたころなの連絡機で逃げようとすると、5階の倉庫で生体反応があったが、その倉庫は切り離しができるそうだ。
切り離しには4色のボタンを所定の順で押すのだが、それがエリーヌの母国の三色旗(青白赤)なのである。
かくしてエイリアンを宇宙に放り出し、エリーヌがとってきて欲しいという、なんとかロンという楽器を探すことになった。
ロン!は上がりである。
よって2階上がって4Fのエリーヌ部屋で、レーザーロン!を取ってきた。
ついでに下着も取ろうとしたが、ロボットめに叱られてしもた。
こうして2号機のころなに戻ってほっと一息入れていると、警報が鳴り響く。
美人船医の朱芳花さんが行方不明となったが、倉庫ごと宇宙に廃棄処分した筈のエイリアンが、ころな船内に侵入したらしい。
これが華のエイリアンちゃんの、ふりち

速雄はコメットで冷却砲というFalloutの武器みたいなのをかっぱらっていたので、それでエイちゃんを撃退、芳花さんを救出した。
芳花さんの話では、あのエイリアンは針のような細い器官を、人間の後頭部に突き刺し、それで脳細胞を吸い取るのだが、その時分泌する麻酔薬のような成分が強すぎて、人間は死んでしまうらしい、とのことである。
そして芳花27歳は、「あなたにベッドマナーを教えられなかったことが残念だわ」と言って、そのまま目を閉じる・・・
エイリアンには冷却砲以外の武器は役に立たないが、その冷却砲は2丁しかないので、2パーティーに別れてころな船内を探索することとなった。
パヤオは当然エリーヌ・17歳と組むことを選択した。
はやお「17歳と恋愛してどこが悪い!?」
ジーザス その3へ続く

2022/2/17 | 投稿者: Hal
アンジェラス 悪魔の福音 その2
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患者はエイミという16歳の少女だが、やはり青い石を持っていて、皮膚が緑色に変色したそうだが、今は元に戻っている。
その青い石は、ハインツ・シュミットというボーイフレンドから貰ったのだそうだ。
しかし、話している最中にエイミは突然苦しみだし、緑色に変色して死んでしまう。
その時エイミは「セヴァ」という言葉を口にしたようだ。
エリスはベッドの下で青い石を見つけ、とっておいた。
一方ブライアンはペルーにいた。
バイエルン建設のペルー支社では特に気になる話はなかった。
警察で担当刑事に聞いてみたが、シュミットの死因は不明だが、伝染病などの可能性はないらしい。
そしてガルンのメモの番号に電話してみると、そこはリマ大学の考古学科だった。
リマ大学の考古学科にはモリアムという教授がいて、彼は今回の変死事件については、かなりの情報と知識を持っているようだ。
彼はもし悪魔の福音を見せてくれるなら、資料を見せようと言う。
そしてあの写真の女性イザベラの家では、貴重な情報を得られた。
ガストバの店の情報も得られたし、悪意ある強力な魔力をセイントストーンに封印し、サンクチュアリにおさめたが、そのサンクチュアリは今回移転したピラミッドであり、それをシュミットたちは破壊したのだ、という話も聞くことができた。
ガストバの店では、奇妙な鏡などを購入して、イザベルにプレゼントし、点を稼いだ。WW
ここで前回と同様に、ゲームが全く進行しなくなってしまう。
同じシーンの繰り返しで先へ進めないのであるが、何かのフラグが立たないということなのだろう。
面白いゲームだけに残念だが致し方なく、ここでアンジェラスは終了、ジーザスに切り換えた。
これもエニックスのゲームだが、この時代は大手ゲームメーカーもPC用ゲームを製作していたのだ。
現在は大手ゲームメーカーは、ゲーム機専業になってしまい、PCには見向きもしない・・・
ジーザスは日本で初めての(異論あり)、「コマンド選択型ゲーム」であり、それ以前は「みる しょうじょ」とか、「look girl」など、キーボードからコマンドを打ち込んでいたのである。
「The Man I Love」というかなり良い感じのゲームがあったが、これが英語打ち込み型の最後ではなかっただろうか。
というようなことを書いても、大半の人にはまるでピンと来ないだろうと思うが・・・
私が始めてパソコンに触れた(=ゲームに触れた)のは1980年だから、それから42年経っているのだ。
人生の半分以上もパソコンと共に歩んできて、ついには仕事にまでしてしまい、揚げ句の果てに大損してすってんてん、というアホなオイチャンですな。
しかし、アホな事をしたとは思うが、といって特に後悔もしていない。
もし人生をやり直すことができるとしても、似たようなことをやるのではないかと思う。
さて、ジーザズだが、PC88の黄金時代の1987年、エニックス製作発売のアドベンチャーゲームである。
この頃のエニックスのゲームは、よく作り込まれた良作が多く、このジーザズと続篇のジーザス2も傑作として名高いが、現在の目でみると、グラフィックなどチープさは免れない。
2061年、ハレー彗星が地球に接近し、世界中の研究者がハレー彗星の調査のため、宇宙ステーションジーザスに集結した。
その目的は、ハレー彗星の尾のガスを採取し、地球の生命のルーツを研究することである。
探査船1号機のコメット、続いて2号機のころなが、調査のためジーザスを出発した。
しかし「ころな」という名称は、今聞くとギョッとしますなwww
当時はデルタ株もオミクロン株も存在しなかったのである。
最初のシーンでは、主人公武麻速雄は、隊長から各人にセキュリティカードの配達を仰せつかる。
しかし、コメットはガスの採取に成功したが、その直後に突然交信が途絶えた。
主人公である武麻速雄は、偵察のため、ひとり快速艇いなずまに乗り、コメットに向かうこととなった。
コメット内部は6層になっているが、エレベーターはガス漏れのため、3層で停まってしまう。
そして3層までは無人である。
ジーザス その2へ続く

2022/2/17 | 投稿者: Hal
スナッチャー その3
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ニールセンの家を出ると、タクシーが停まっている。
乗り込んでいく先を告げると、運転手は院長だった。
局へ着くとシャッターが降りているが、開けて入ると廊下に誰か倒れている。
ハリーだが、既に手遅れである。
再び全ての部屋を回り、フロントでカニンガムを見つけたが、ミカを楯にしている。
ここではミカを撃つとアウトなので、慌てずに1379などの隅のキーで攻撃すると良い。
ともあれ、ようやくスナッチャーを倒すと、クレジットとなるが、これがいつ果てるともなく延々と続く。
この88版スナッチャーは第2章までで、未完結のまま終わっているが、その続篇まで含んだゲームは幾つか発売されている。
しかし、私がプレイしたのはMSXのSDスナッチャーのみで、これはストーリーは完結するが、2頭身のチビキャラがキョトキョトと動き回るという代物で、ゲームとしてはあまり楽しくはないが、纏まったスナッチャーのストーリーとしては貴重である。
総合的な評価は、「超傑作」である。
1988年当時は、既にPC88時代が終わり、PC98時代となっていたが、現代のゲームと比べてもいささかもひけを取らない、見事な仕上がりである。
グラフィック単体では、3分の1世紀後の現在と比べれば、当然ショボイのだが、それまでの88ゲームと違い、映画的手法を駆使した小島氏の演出で、殆ど気にはならない。
「画期的」とか「エポックメイキング」という言葉は、このゲームのためにあるのではないかとさえ、思える程のゲームなのである。
今回3年ぶりにプレイして、始めてプレイした時の熱狂と興奮を、まざまざと思いだしてしまった。
奇跡のゲームとしか言いようがない。
続いて88のホラー「アンジェラス」である、
アンジェラスは「悪魔の福音」という副題がつけられていて、1988年発売のエニックスのホラーSFゲームである。
雰囲気的には最高なのだが、スナッチャー同様に未完のまま終わり、続篇はアナウンスはされたものの、ついに発売されなかった。
グロもあり、かなり人を選ぶゲームではある。
1980年代の末は、88ゲームの末期であり、スナッチャーやジーザズ、バーニングポイント、そしてこのアンジェラスと、傑作が目白押しという、嬉しい時代だった。
内容は、原因不明の奇病が、ほぼ同時期に日本とペルーで発生する。
ロンドンポストの記者ブライアン・パールは、飛行機の中で隣席にいた人物が、その奇病を発症させたのを切っ掛けに、この事件を調査することになる。
それは、今元気に話していた人が、急に緑色に変色し、死んで行くという、ショッキングな事件だった。

西ドイツ(当時は未だ東西のドイツに別れていた)の建設会社バイエルン・カンパニーは、ペルーにおいてインカ時代のピラミッドを移転し、その跡地にダムを建設する大事業を行っていた。
ダムは無事落成し、完成記念の祝典が催されている最中、事件が起こった。
副社長であるゲイツ・シュミットが、挨拶中に急に苦しみだし、その場に倒れたのである。
全身が緑色に変色し、容貌も誰だかわからない程変形した。
この事件は検死の結果、正体不明の奇病であるとされたが、しかし、これと同じ奇病は、ペルーとは地球の反対側にある日本でも、同時刻に発生していたのである。
翌朝、事件のことを聞いた、ロンドン・ポスト誌の新聞記者ブライアン・パールは、出張先からロンドンに戻る途中、飛行機で臨席に乗り合わせた男ガルンが、同じ奇病に冒されるのを目撃する。
そしてガルンのポケットには、光る青い石があり、ペルーの占い師デュマのことを書いたメモも見つかった。
こうしてブライアンは、このオカルティックな事件に巻き込まれて行く。
飛行機に同乗していた、知人の細菌学者エドガー・スミスを呼んで貰い、話を聞くと、「君は悪魔の福音」という書物を知っているか?」と聞かれる。
それは、暗黒世界のことを書いた本だそうだ。
青い石には模様のようなものがあり、ブライアンには見えるがエドガーには見えないらしい。
やがてロンドンに着き、エドガーの病院に向かった。
エドガーにガルンのことを聞くと、手術中に死亡したとのことである。
悪魔の福音は、遙か昔に、北イタリアのデムリエという村で使われていた方言で書かれていて、解読が非常に難しいらしい。
作者はデバイン・ハウエルという人だが、その本にある挿絵はガルンの死に様とそっくりなのである。
また、デムリエには超常的な能力を持った人が多く存在したとも書かれている。
そしてグノーシス派の話も出る。
ゲーム内では「13世紀のデムリエで、邪神セヴァを復活させる宗教」となっている。
しかし、現実の世界では「秘教的知識の歴史的カテゴリーとして、反宇宙的二元論により、現在われわれが生きているこの世界を悪の宇宙、あるいは狂った世界と見て、原初には真の至高神が創造した善の宇宙があった」とする、キリスト教の一宗派とされている。
ここでガルンの遺族が訪れ、話が終わると自動的に編集部に戻ると、編集長が帰ってきており、同僚のエリスは東京での奇病患者にインタビューすることとなった。
アンジェラス 悪魔の福音 その2へ続く

2022/2/16 | 投稿者: Hal
スナッチャー その2
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JUNKER本部に駆けつけて、受付のミカにカルテの内容を話し、局長の様子などを聞いて見た。
メカニック室にはメモがあり、「顔と顔」と書いてある。
局長室には花瓶の絵があるが、その絵は錯視を利用した顔と顔の絵で、動かすとモスクワの絵が出て来る。
そこへジェミーから連絡があり、クイーン病院には地下があるとのことだった。
勇躍クィーン病院にトライサイクルを飛ばすギリアン。
しかし・・・
トライサイクルは舵がきかなくなり、ブレーキまでおかしい。
局で車に細工できる人間は限られている・・・
と、横にバイクがよってくる。
ランダム・ハジルである。
ギリアンはバイクに飛び移り、九死に一生を得た。
二人はクィーン病院に潜入し、扉3に入るが、中は全暗黒なのでライトを操作し、花瓶を調べると地下への階段がある。
扉1では戦闘があるが、1と2のスイッチを同時押しすると、扉3が開く。
ここはモルグ(死体置き場)らしく、人間の死体が数体ある。

ここでスナッチャーの総括となる。
まず、アウターヘブンでターゲットを選ぶ。
VIPが多数来ることとマスクを使用しているので、正体を隠すのに好適だからである。
フレディはタクシー運転手として、それらのターゲットをこのモルグに運び込む。
モルグでは、それらの人体に合わせて人工皮膚を作り、スナッチャーがそれを装着する。
このモルグには、現在4体の死体があり、その死体を調べれば、誰になりすましているのかがわかる筈である。
こうして遺体の復元となった。
骨格や頭蓋骨の各種比率、人種の想定など、全てメタルギアがやってくれる。
1番目の遺体はフレディ・ニールセンだった。
2番目は、彼の妻のリサ・ニールセン、3番目はクィーン病院の院長である。
4番目は・・・
局長のベンソン・カニンガム!
院長が現れ、種明かしをする。
スナッチャーとは、モスクワのクレムリンの奥深く、創造主マッドナー(Madnar)により生を受けた新たな人類だと院長は続けた。
Madnarは、後から読めば「RANDAM}」となる・・・
ギリアンとランダム(RANDAM)は撃たれるが、ランダムは俺はこれから大きな花火をあげるといい、腹に巻いたtntを爆発させてギリアンを逃がす。
ギリアンはダクトに飛び込み、進むとチューブライナーの線路に出た。
そして壁のハシゴをよじ登ると、出た所はニールセンの浴室だった。
スナッチャー その3へ続く

2022/2/15 | 投稿者: Hal
スナッチャー その1
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スナッチャーは小島秀夫氏作のPC88ゲームで、1988年の発売である。
発売当時から名作として話題になったが、現在の目から見ても、凄い作品だと痛感する。
それを30数年前に作っているのだから、尚更凄い。
発売はコナミだが、コナミはその後PCゲームからは手を退いているので、その点でも貴重なゲームである。
2042年、瀬戸内海に建設された巨大な人工島、ネオ・コウベ・シティでは謎の生命体バイオロイドの出現により、人類は危機に瀕していた。
バイオロイドは人工の皮膚に汗をかき、オリジナルの人類と見分けがつかない。
彼らは人間を乗っ取り入れ替わることで、「スナッチャー」と呼ばれるようになった。
主人公ギリアン・シードは、対スナッチャー組織である「JUNKER」(ジャンカー)へと転属され、スナッチャーと戦う事になった。
最も残念なことは、88版スナッチャーは未完であり、より完全な形はPCエンジンでの「SDスナッチャー」となる。
但し、SDスナッチャーはデフォルメされた三頭身が、キョトキョトと動くもので、シリアスな筈のスナッチャーとはかなり合わないが、ストーリー的には一応完結している。
88の実機はとうに処分しているが、幸いM88\用のD88データが残っているので、それによるプレイである。
M88の良い所は、いつでもどこでもセーブ/ロードが可能なことで、これは実機でのプレイでは不可能であり、M88独自の機能なのだ。
さて・・・
ジャンカー本部で所長に挨拶、メカニックのハリーから銃と支援ロボット「メタルギア」を受け取った。
そこへもう一人のランナー「ギブソン」から連絡が入る。
「スナッチャーのアジトらしき所にいるので、応援を頼む」とのことである」
そこではスナッチャーとの最初の戦闘となるが、嗚呼なさけなや・・・
今のHalさんはこの簡単な戦闘でさえ、反射神経が追いつかないのだ(;__)
それでもなんとかクリアして、本部に戻ることができた。
この後は、ギブスンの家に行き、一人娘のカトリーヌと話す。
本部で取得したディスクなどで、ギブスンのパソコンを起動できた。
パスワードはHOMEキーの押下で、これが「家を探せ」なのだった。
パソコンにはギブスンが確認したスナッチャー識別法が書かれていて、スナッチャーは不完全な人工皮膚により、皮膚癌になりやすく、その場合独特の匂いが発生する、などとある。
ギブスンが使っていた情報屋ナポレオンと会い、クジラ料理店のアウターヘブンのことを聞き出した。
JOY DIVISIONで変装用のマスクを仕入れ、アウターヘブンに潜入、ギブスンと会っていた男の特徴を聞き出した。
それでモンタージュを作成、モンタージュからスナイパーを割り出した。
スナッチャーの男女と戦闘、倒すと第2章となる。
ナポレオンの情報とリトルのメモリから、「OLEEN病院」が浮かび上がり、「オウリン病院」に向かった。

しかしそこは動物病院であり、一旦ギリアンの家に戻った。
カトリーヌは浴室にいた。
そして病院リストからクィーン病院が浮かび上がった。
クィーン病院ではカルテの切れ端とマッチを入手したが、特に妖しいものはないし、スナッチャーもいない。
一旦本部に戻ることにした。
紙切れには、中国語らしき文字が書かれているが、意味は全くわからない。
アウター・ヘブンに行き、ナポレオンに聞くと、それは中国語の元素記号だという。
元素記号を繋げると、「ベンソン」となる!
本部には所長のベンソン・カニンガムとメカニックのハリー・ベンソンと、二人のベンソンがいるが、そのどちらかがスナッチャーなのだ。
スナッチャー その2へ続く

2022/2/15 | 投稿者: Hal
パンドラの森 その3
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最後の扉でようやくリアと再会したが、そこへロイから連絡が入った。
隠し持っていたナイフで拘束を解き、逆にメグを人質にしたのだ。
駆けつけた二人は、ガードロボットに捉えられ、一室に監禁されてしまった。
知惠を絞って脱出し、イリューヌという女性に助けられるが、彼女はルシアの父の昔の愛人だった。
解読出来ないディスクのパスワードは、リアの首輪にヒントがあり、それを入力するとルシアの父ジョセフの語りが始まる。
彼はソフィをともなって樹海に住み、研究の結果をこのディスクに残したのだ。
ソフィの遺伝子そのものは普通なのに、受胎するとその個体の遺伝子には変化が起き、変異体となる。
彼は様々な変異体を創り出したが、リアもその一人で、人間よりずっと長命なのだ。
ルシアの記憶にあるやさしい変異体は、やはりリアだったのだ。
そして最後の変異体は凶悪な生物となり、処分する前に逃亡してしまった。
イリューヌはメグ救出に行き、ジャッキーとルシアは実験室で所長からリアを助け出した。
その後三人はライラに襲われ、ダストシュートから逃げ出した。
三人はゴミ捨て場まで落ちたが、幸い(制作者にとっても)怪我はないようである。
この墜落で、ジャッキーはルシアとリアとはぐれてしまい、探し歩く途中で所長の娘ナギと出会う。
娘と言っても血縁の娘ではなく、ナギも作られた存在らしい。
ナギの具合が悪くなり、医務室で救急セットを入手したが、帰る途中負傷したライラに出会い、お人好しのジャッキーは親身に手当てしてやった。
その後ライラも同行することとなり、リアも有事救出した。
水が溢れる水路では、ナギが魚の変異体として目覚めてひれが生えると、水路の水はひいていった。
その奥でロイが出現、ジャッキーは人質となったが、ライラは「殺してもかまわないぞ。 その代わりお前も死体となるが・・・」と言う。
ロイから奪った鍵で道は開け、外部に出ようとすると所長が銃を構えている。
しかし、その時後からメグとイリューヌが現れて所長を倒す。
こうして皆は樹海に戻り、変異体たちの新しい生活が始まった・・・
というところでパンドラの森は終了、今回のGAOGAOシリーズも完了である。
GAOGAOシリーズは、一部の人の言う程傑作とは思えないが、といって1を除いて駄作愚作でもない。
それなりに楽しめる良作だと感じた。
さて、現在の状況は「完全ネタ切れ」である。
ヤケクソで88ゲームに手を出し、m88で懐かしきスナッチャーを始めてしもたよ。

2022/2/14 | 投稿者: Hal
パンドラの森 その2
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水の音が聞こえて来るのだが、そこまで辿り着けず、二人共倒れる。
気がつくと、二人は奇妙な生き物に介抱されていた。
長い耳に尻尾が生えた、見たことのない生き物だが、害意はないようだ。
害意どころか、リアと名付けたその生き物は、住み家らしい洞窟まで二人を運んでくれ、食べ物の果実を取ってきてくれるのだ。
そんなある日、樹海を探索するルシアは、ここは前に来たことがあると言い出す。
ルシアの記憶にある、樹海で誰かにあった時のことらしい。
そこには荒れ果てた建物があった。
それもかなり古い年代の建物で、内部を調べたりして出入りしていると、変異体が襲ってくる。
煙玉を投げつけて、変異体が怯んだ隙に逃げ出すことに成功した。
暫く逃げ走った後、ルシアは記憶を取り戻す。
あの荒れ果てた建物に、ルシアの父と母は住んでいた。
しかしある日変異体に襲われ、ルシアの父と母は死ぬ。
その後のことは良く覚えていないようだった。
このパンドラの森は、一部の絵は非常に良くない。
雑で汚い上にキャラの造作がでたらめで、手抜きというよりわざと汚くしたという印象さえ受ける。
これは全ての絵ではなく、特定の絵のみだが、なぜそのようなことになるのかは不明である。
リアはドームシティへの道を知っているらしく、リアにガイドされて二人はシティに戻ることができた。
しかし、アリストシティでは樹海に行っていたとわかると、記憶を消去されてしまう。
この記憶は、リアの首輪の切れ端に触ると、突如蘇る。
こうして二人は、改めてリアのことを調べることとなった。
ところがこれが簡単にはいかず、何度も無駄足をふんだあげく、ようやくスナックのおねえさんから情報を貰った。
展望台でその人から話を聞くと、その男の友人は外部にドライブに行った時の記憶が、時々失われていることがあるそうだ。
彼らはその現象を「樹海トリップ」と名付けているとのことである。
メグは「リアは研究所にいるのではないか」と言う。
研究所はあのラボにあるが、一般にはその存在は全く知られていない。
メグのハッキングにより、一同は研究所に入った。
そこではルシアをナンパしたロイに遭遇、ロイはこの研究所の警備員だったのだ。
ジャッキーとメグでロイを拘束、情報と鍵を得た。
301号から308号までの各室を調べたが、306号と307号室は入れない。
何度か行き来している内に306号室には入ることが出来、そこでナギという美少女と遭遇した。
彼女はガーディナル所長の娘だが、話している間に鍵を落とす。
それは父から預かったものらしいが、ナギを縛り上げて早速頂戴した。
このGAOGAO2 パンドラの森だが、ストーリーも変化に富んでいて面白いし、進行も1のラジカルシークエンスのような、いくらやっても進まない、ということはない。
GAOGAO1は完全な失敗作で、これからGAOGAOシリーズをおろうという人は、1は飛ばして2からやった方が良いと思う。
1はやらなくてもシリーズ全体の理解には問題ないだろう。
1に手を出して「なんだ、つまらんシリーズ・・・」と思うより、飛ばした方が賢明である。
パンドラの森 その3へ続く

2022/2/13 | 投稿者: Hal
ラジカルシークエンス その2
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自宅はめちゃくちゃに荒らされていて、とても住めないし危険もありそうなので、二人は当面ホテル住まいをすることとした。
その頃巷では、白い謎の獣が話題になっていた。
そしてホテルに来ると言っていた奈々子は、何時まで経っても現れない。
探しに公園に行くと、香織が表れ白い怪獣をけしかける。
これは動物園から逃げたホワイトタイガーである。
しかし、怪獣は命令を無視して消えてしまう。
慌てて後を追う香織だが、ホワイトタイガーのアルファに襲われ、助けようとした権三は倒される。
幸い死には至らず、病院に見舞いに行った祐二は、香織から話があると言われ、ついていくと又々誘われてしまう。
香織と共にウォーレンと話していると、突然アルファが現れてウォーレンを殺して姿を消す。
香織とは融和したものの、その後は全く進展が無い。
いい加減嫌になり、途中放棄と思ったが、気を取り直して続行。
ついに進展があった。
映画館の看板が新しいものに変わり、その後ホテルに戻るとフロントで手紙を渡された。
その手紙は、血文字で「12月24日 デパートへ来い」とある。
アルファである。
早速病院で香織と相談、24日朝9時に駅前広場に集合となった。
そこでは香織が本性を現し、各種銃器類を配布するが、いずれもモノホンとは違いデパート内で発砲しても、他人に被害は及ばないというものである。
大変な時間をかけて、ようやく階段でアルファ発見、麻酔銃はアルファに払い落とされてしまったが、消火器を使ってなんとか撃退した。
香織は2階にいた女店員が動転しているのを正気にし、外に避難させる仕事を押しつけてきた。
ミィはエチすれば正気に戻るのではないかと、とんでもないことを言いだした。
女店員を外に連れ出し、いよいよアルファ退治となったが、1階ずつ上階に上がるにつれて、仲間は次第に少なくなってきた。
そして最終決戦の屋上・・・
戦いの中、アルファとミィ、そして祐二は、金網を突き破ってビルの屋上から転落する。
ミィはアルファと共に去って行くが、なぜミィがネコからネコ娘に変化したのかは、その理由などは松戸菜園試験博士によるものらしいが、明示はされていない。
もっとも重要な謎は明示せず、進行もやたらとろいし、ストーリーも面白くないし、はっきりいって駄作としか言いようがない。
こんな内容とわかっていたら、最初からプレイしなかっただろう。
この後だが、GAOGAO2の「パンドラの森」となる
舞台は1の数百年後、事故で漏洩したウイルス、クラブHT1により、絶滅の危機にさらされていた。
人類は、ドーム都市へ退避し、そこで細々と命を繋いでいた。
主人公ジャッキーはいとこのルシアと再会するために、モービルに乗っていた。
目的地はアリストシティである。
ルシアは冷たい感じの少女だが、クラスメイトのメグに言わせると、「人との付き合いが苦手なだけ」ということになる。
そしてルシアの家では、両親が死んだ時の話が出て、その時の状況を知りたいそうだ。
ルシアの記憶では、樹海で誰かにあったが、やさしい人であり、腕には当時三歳のジャッキーを抱いていたそうだ。
その人はドームシティまで案内してくれたらしいが、ふさふさした尻尾が生えていたような、曖昧な記憶があるとのことだった。
翌日、ルシアは車に乗った軽薄そうな男に声をかけられ、車に乗り込んだ。
ジャッキーも無理やり車に乗ってしまったが、男は本性を現してルシアに襲いかかる。
ルシアはウイルスの恐怖も忘れて車外に飛び出し、ジャッキーもためらいなくその後をおった。
二人はいずことも知れぬ森の中で、不安な一夜を過ごした。
野宿は一夜ではすまなかった。
水も食べ物もない数日後、二人は疲れ果て弱り果てていた。
パンドラの森 その2へ続く

2022/2/11 | 投稿者: Hal
ワイルドフォース その3
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とある部屋では、人間と変異体の関わりを記したデータがみつかった。
人間は変異体を実験資料として扱い、不要になれば即廃棄した。
あちこちをうろついている内に、セゾンはついに成仏できた。
ここではやたら同じメッセージ読みの繰り返しで、いい加減うんざり。
しかもそうしないと進めないのだ。
愚痴をこぼしながらも5回迄辿りついた。
ブルーは7階にいるらしいので、後少しである。
ミカヅキという年老いた闇喰いと遭遇したが、彼は他の闇食いのように攻撃的ではなく、闇食いと人間、変異体について色々と話してくれた。
5階ではネバールというねばーる生物がいて、鍵がその中に落ちている。
近くの部屋で液体窒素を発見、これでネバールを退治し、鍵を取得した。
6階では火のエンザが出現、色仕掛けでウルフィを翻弄し、ラビィのカンでばれるとあたり一面に火を放ち、ウルフィもろとも焼死を計る。
絶体絶命の危機に、ニースに尻尾が生えて飛べるようになった。
少し前から、ニースはお尻が痛いと言っていたが、それは尻尾が生える前兆だったのだろう。
ニースは一行を7階迄運び上げた。
7階では又ミカヅキに出会った。
彼は闇喰いから希に光喰いが生まれることもあると話し、転送装置の使い方を教えて、ニースやラビィ達を地上に転送してくれた。
残ったのは、ウルフィとイリアである。
二人はブルーと対峙し、勝利したが、ブルーは意外な真実を語った。
彼は一度は死を覚悟したが、滅亡したと思われていたた人間がやって来て、命を救われた。
しかし、その代償として、彼は人間の定期的な助けなしでは、生きられない体になってしまった。
変異体と闇喰い、光喰いを生み出したのは、人間だったのだ。
地上に戻ったウルフィやイリアらは、人間を捜す為に旅だった・・・
散漫な印象をうけたカナンと比べると、このワイルドフォースはまとまりが良く、こちらの方がゲームとしては面白かった。
一つには、カナンは主人公が二人いて、視点が度々移動するので、散漫という印象を受けたのだろう。
次はgao1「ラジカルシークエンス」をやってみようか。
主人公柴田祐二は、ある夜ネコ娘を拾う。
ちゃんとネコ耳と尻尾がついた、しかし薄汚いネコ娘である。
ゴミだらけでミュウミュウと情けない声を出していたのを、拾ってきたのだ。
家に帰って風呂で洗うと、耳や尻尾がついている以外は、人間の美少女と殆ど同じなので、極道柴田はついついやってしまう(;´Д⊂)
そのネコ娘には「ミィ」という名前をつけ、どこのネコなのか家探しに行くこととなった。
この後は、ミィを付け狙うどこぞのお嬢様香織や、その手下の権三などが入り乱れ、ドタバタコメディとなるが、ついにミィの身元が判明した。
ミィが飼われていたそのお屋敷は、「伊集院家」・・・
これでワイルドフォースやカナンに繋がったのである。
二人は伊集院家に侵入し、松戸菜園試験農場と出会う。
その男はウォーレンという研究者で、要するにミィを作った人物である。
逃げ出した二人、そこへ同級生の奈々子が表れ、脱出を手伝ってくれた。
ラジカルシークエンス その2へ続く

2022/2/10 | 投稿者: Hal
ワイルドフォース その2
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その後、レオナとドーラの姉妹からは魔女の話を聞いた。
その魔女は生き返りの秘薬を持っているとのことである、
「都合良くも偶然に」、そのエフェメラという魔女と遭遇、秘薬であるアンブロジアの果実を貰ったが、そこへアエラが現れ戦闘となった。
ウルフィは危機一髪のエフェメラを助けるが、戦いの最中にその果実はアエラに潰されてしまう。。
重傷をおったエフェメラは、そのアンブロジアの果実の秘薬は、死に行く者が想いを込めて残すものと告げ、死んで行く。
残されたのは果実ひとつ・・・
それをイリアに使うと、あぁら不思議あら不思議、たちまちイリアは回復してしまう。
神殿ではロスマリンが宝珠について語る。
これまでに赤と青の宝珠を入手しているが、宝珠はもう一つあり、3種揃えばなにかの手がかりが得られるのではないか、ということである。
残りの一つの手がかりについては、ラビィを催眠術にかけて調べることになった。
その結果、壊れた遺跡、つまり第二神殿らしいと判明し、一行は早速第二神殿に赴いた。
しかし、瓦礫の量は半端なものではなく、手作業では一生かかっても終わりそうにもない。
首都に帰って道具屋で聞くと、「お助け君」というツールがあるとのことだ。
これは要するにパワードスーツなのだが、「高いわよ」とのことである。
しかも対価は金ではなく、ウルフィの身体である・・・
さて、第二神殿では、「お助け君」のパワーは大変なもので、あっという間に入口を作ってしまった。
そのかわり、入口が出来上がると同時に、「お助け君」は燃え上がった・・・
内部を進むと、途中廊下が崩れている所があり、ロープを使って下に降りると、泉があり人魚までいる。
戻ると、研究所風の部屋が幾つかあり、その一つでついに第三の黄色い宝珠を見つけた。
これで鍵となる3種の神器ならぬ三色の宝珠が揃った。
街道から少しはずれた所に、第二神殿のものとよく似た泉があった筈だ。
一行がその泉に行って見ると、人魚が現れる。
ティティというその人魚は、第二神殿の研究所にいた博士が「作った」生物らしい。
彼女はクローニングにより処女生殖が可能で、記憶もそっくり伝えられるため、初代のティティと今目の前にいるティティとは、事実上同一の存在なのだ。
泉の底には横穴があり、そこから進むと闇食いの本拠地である塔が聳えたっていた。
しかしこれもおかしい。
地上から泉の底まではせいぜい2.30メートル位だろう。
その奥に100メートル以上ありそうな高層ビルが聳えていたら、地上にはみ出してしまう。
この手の矛盾(というよりデタラメ)は、ファンタジーものにはかなり多い。
(後にこの建物は7階建てとわかった。 それなら納得である)
ともあれ中に入ると、ここも研究所風の佇まいとなっている。
但し、人は全く居ない。
時々現れる闇喰いを倒しつつ進むと、ミイラにラビィは取り憑かれてしまう。
その地縛霊はセゾンというスーパーみたいな名前である。
しかも「どうすれば成仏できるかわからんので、このまま暫くラビィに取り憑いていれば、その内思い出すだろう」と無責任なことを言う。
ワイルドフォース その3へ続く

2022/2/9 | 投稿者: Hal
ワイルドフォース その1
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ワイルドフォースは、カナンと同じくgaogaoシリーズの一環であり、第3作にあたる。
カナンでも活躍したウルフィの、1年前の冒険を描き、カナンと全く同一のノリで展開される。
ハラハラドキドキはまるでなく、穏やかでのんびりというノリである。
狼族の変異体であるウルフィは、ある時森でウサギ族の少女ラビィと出会う。
ラビィは狼族のウルフィに喰われると思い勘違いし暴れ縺れ、穴に落ちてしまう・・。
そのラビィとウルフィは穴の中に落ちてしまうが、そこはとても深い洞窟になっており、出る道は無さそうだ。
それでも進んで行くと、奇妙な所に出た。
そこは空は紫色で大地は赤黒く、ウルフィたちの住む所とは別の世界らしい。
更に進むと血の臭いが漂い、多数の人々が倒れている。
その人々は全て絶命していたが、中に一人だけ鳥族の少女が生き残っていた。
ニースというその鳥族の少女は、「闇喰いに襲われた」というのだ。
ニースをともなって進み、日が暮れたのでキャンプとなる。
翌朝、ニースがいないのに気がついた。
ニースを探していると、闇喰いに襲われ、戦いとなるが、その最中に又も地面が崩れ落ちて、二人は地下に落ちてしまった。
地下に落ちるのが好きな二人ですな。
部屋を進んでいると、火のエンザが襲ってくる。
エンザは光食いのブルーの手下と名乗る。
エンザはやたら強く、ウルフィでは歯が立たない
次第に追い詰められてゆくが、その時洞窟で拾った赤い玉が光り出し、扉の中へ入ることができた。
そこには何かのオブジェがあり、ラビィが触ると火の玉が出てきて、ラビィに取り憑く。
その火の玉の正体は英雄イリアの魂であり、ラビィに取り憑いたイリアは、驚異的な強さで闇喰い達をなぎ倒す。
こうしてウルフィたちは首都ニューアリスに辿りついた。
そこでは神官ロスマリンが出迎えてくれ、ホテルの予約までしてくれた。
イリアの肉体が冷凍保存されているのは、第二神殿とのことである。
その案内役は鳥族のニースだった。
第二神殿に着くと、遺跡の管理者シルクがエンザに襲われている。
エンザを撃退してシルクを救出、いよいよイリアの本体とご対面。
イリアはついに自分の肉体を取り戻し、本来の山猫族の少女の姿に戻った。
そこにブルーが現れて戦いとなり、その戦いの余波で第二神殿は完全に崩壊した。
その後は、闇喰いの本拠地を探すこととなったが、道具屋でその件を話した客がいるそうだ。
早速道具屋に行き、客のことを聞いて見たが、手がかりは得られなかった。
あちこちを探し回って酒場に行くと、ママが「その客はミルドの村から来たと言っていたわ」と、教えてくれた。
そのミルドの村は、殺戮の墓場となっていた。
襲ったのは光食いの「無のアエラ」という者らしい。
こ奴はやたら強いが、全くの無表情で感情というものが無いように見える。
なんとか逃げ出して近くの村に辿りつき、そこの村娘から赤い宝珠にそっくりだが、色が青い宝珠を貰った。
街道の宿屋ではシルフという少女と出会ったが、こ奴は「風のシルフ」という光食いの一族で、戦闘で倒した後聞くと、闇喰い達の本拠は近くの砦にあるらしい。
しかしその砦にはブルーが現れて行く事が出来ず、イリアはその戦いで瀕死の重傷を負う。
このGAOGAOシリーズは、各作ごとの整合性がまるでなく、その場限りの思いつきで作られたという感が強い。
ウォーレンが良い例で、これだけ食い違うと、4作通じてプレイした後では呆れ果ててしまう。
はっきりいって駄作のシリーズとしか思えないのだ。
ワイルドフォース その2へ続く
