海外の生活文化と民族音楽にふれる講演会「くらしと民族音楽」
(津山国際交流の会主催)が、役場横のペスタロッチ館で行われた
オセアニアとアフリカにある3つの国の文化にふれた
オーストラリアの日本人学校で校長を務めた山本さんは、
先住民族アボリジニの楽器、ディジュリドゥを披露
ユーカリの木の中をくりぬいた1m50くらいのシンプルで長い楽器
初めて聞いた、地面の底から湧き上がるような音色
モンゴルのホーミーの音に似ている
あとでそう伝えると、ホーミーは聞いたことないが良く言われると言っておられた
音符がないディジュリドゥ
演奏は、息をはきながら吸うという、サーキュラブリージング(循環呼吸)
これを習得するのに2ヶ月かかったそう
今では23本のディジュリドゥを持ち、文化と共にあちこちで披露しておられる
また青年海外協力隊の元隊員で、マーシャルで算数を教えていた荻野さんは、
地元に伝わる歌を歌った。発音は日本語に似ている
日本に占領された歴史があるので、主食が米など、ほのかに日本の文化が見られるそう
美しい島に残る核実験の爪あとや、地球温暖化の影響で水没が始まっている現状に、
私たちも何かしなくちゃと思わされた
アフリカのジンバブエに派遣された元隊員の信国さんと三木さんは、
マリンバや「ンビラ」という珍しいハンドピアノを演奏
優しい音色に歓声があがった
アフリカではしりとりは終わらない。「ン」がつく言葉がたぁんとある
参加者は興味深い文化の話と、珍しい民族音楽の演奏に耳を傾け、
遥か地で受け継がれている伝統に思いを馳せていた

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