山好きの友人Tちゃんと一緒に山菜採りに出かけた
乗り気じゃなかった私も、山の力を体いっぱいあびるうち、
だんだんのりのり。道なき道をどんどん歩く
ワラビが、ぽつぽつと、ほどほどに見つかるのも楽しい
Tちゃんとの距離が離れていくけど、おかまいなし
おっ。水が湧き出て小川になっている。花も咲いてる
あぁ楽しい。と、あれ。本当にはぐれてしまった!
「おーい!」返事ナシ。。。
ハチにさされたらどうしよう。マムシだっているかも
ひょー不安一気にマックス。冗談抜きで必死

とにかく歩こう。どきどきながら進むと、そのうち道が見えた
でも降りられない。それでも、あぁだこぉだ歩くうち、
やっとスタート地点の道路に生還できた。はふ
山をなめちゃぁおえん。つくづく実感
と、えっ、Tちゃんは!?
「おーい!」。のどがかれるほど叫んだ。返事ナシ
Tちゃんにとっては慣れた山だけど、なめちゃぁおえん
実感してきたばかり。もしか穴に落ちた?さされた?
捜索願出さなきゃ!ぼんぼんふくらむ妄想
とにかくもう一度探そうと決め、童話の主人公のごとく、
森の奥深く進んでいく。と、かすかにTちゃんの声が聞こえた
無事なの?涙の再会か? 以下明日へ

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