平成24年度の診療報酬改定で、病棟薬剤業務実施加算が新設されます。
その目的としては、医療安全という面と、医師・看護師の業務負担軽減が挙げられています。
どこの病院でも、薬に関するヒヤリハットやインシデント報告が全体の報告の大半を占めると言われています。
薬剤師を病棟に配置すればそのリスクが軽減できるとの考えですが、薬剤師をずっと病棟に常駐させるには、人員の増員が必要になります。
大学病院など人員がたくさんいるところなら今でも病棟常駐はできていることでしょうが、薬に関するリスクは大きな病院だけではなく、中小病院にも同じように起きているので、病棟業務時間が週20時間以上である、つまりフルで一週間働く40時間の半分の時間が算出されたようです。
今回の改定は、薬剤師に期待するところが大きいと感じています。
ちなみにまだ病棟薬剤業務実施加算の点数は決まっていません。
どうやら2月10日に決まるようです。
期待に応えるべく、いろいろ考えないといけません。
【関係ページ】
2012/1/27「薬剤師の病棟常駐業務が診療報酬点数化へ」
http://hello.ap.teacup.com/d-inf/2264.html