【新型インフル】「大拡散ならタミフル複製薬を生産、特許停止も」
全在姫(チョン・ジェヒ)保健福祉家族部長官は21日、新型インフルエンザ大拡散で治療剤(タミフル)が大きく不足すれば、特許停止措置を取った後、国内で複製薬を大量生産する、と明らかにした。 外国製薬会社の特許期間が有効な状態で政府が複製薬(ジェネリック医薬品)生産を認め、危急な状況に積極的に対処するということだ。新型インフルエンザ事態以降、政府当局者が特許停止の可能性に言及したのは今回が初めて。
新型インフルエンザ治療剤でロシュ社のタミフルは特許権が保障された輸入医薬品で、国内で複製薬生産が禁止されている。 しかし国内外特許関連規定は、公共の利益のために必要と認定されれば当局が特許停止強制実施権を発動し、第3者が同じ成分の複製薬を供給できる、としている。
全長官は世界保健機関(WHO)の主催で開かれた新型インフルエンザ関連国際シンポジウムに出席、国際協調案を議論するために中国・北京を訪れた。 また全長官は新型インフルエンザ対応策に関し、国民の27%まで予防ワクチン接種を推進し、ワクチンが不足する場合は中国をはじめとする他国から余裕分を積極的に輸入する、と述べた。
全長官は特に「秋に新学期が始まって冬に入れば新型インフルエンザの大拡散(パンデミック)で多数の死者が発生する可能性も排除できない」とし「政府が用意した個人衛生規則を国民が徹底して守れば発病の70%を予防できる」と強調した。
中央日報 Joins.com
2009.08.22 09:50:42
中国では、インフルエンザが大流行した時に、タミフルの供給が間に合わないと判断したら、特許を停止してジェネリックでも対応するということのようです。
一見、中国国民のことを考えての大英断とも考えられますが・・・
う〜ん、どうなんでしょう・・・
日本国内では同じようなことって考えられているのでしょうか?
しかし後発メーカーさんもいきなり作れって言われても困りますので、準備段階が必要でしょう。
そして、供給のメドがついて後発メーカーが作らなくてもよさそうになったときに、どういうタイミングで後発メーカーに「もう作らなくてもいいです」というのでしょうか・・・
その後もヤミで作り続けられそうな気がしないでもありませんが・・・