しつねん【失念】
覚えていたはずのことを思い出せないこと。
「お名前を―して申し訳ありません」
三省堂提供「大辞林 第二版」より
しつねん 0 【失念】 - goo 辞書
失念 - Wikipedia
失念(しつねん)は、仏教が教える煩悩のひとつ。
物忘れ・気づきを失った心であり、仏法の理論や仏法の言葉を忘れたりすること。また、心を散乱させてしまうこと。
失念は『大乗百法明門論』によれば随煩悩位に分類され、そのうち大随煩悩である。
32.大随煩悩の検証―失念(しつねん)
<失念>とは、仏陀の教えや、示される真理を忘れることである。そういう高貴の世界がこの世にあるということ、それを忘れることである。胸の底に、しっかり仏陀の教えを抱きしめていること。<失念>してはならないのである。<失念>さえしなければ、今はわからなくても、何かの機縁に触れることがあれば、仏陀の教えが蘇ってくるのである。「ああ、そうであったのか」と、うなづくことができるのである。仏への方向、真理への志向を忘れぬこと、それが<正念>、それを忘れたのが<失念>である。
インフル万能ワクチン開発、「新型」予防にも期待 厚労省研究班
新型インフルエンザを含め、あらゆるタイプのインフルエンザウイルスに効く可能性があるワクチンを厚生労働省の研究班が開発した。すでに、マウスを使った動物実験で効果を確認している。ただ、人間に接種した場合の副作用などを詳細に調べる必要があり、実際に実用化されるにしても数年はかかる見通し。
研究班は、国立感染症研究所と北海道大、埼玉医科大、化学メーカーの「日油」(東京都)。今月27日に感染研で行われた専門家の会合で、中間発表が行われた。
現在使われているワクチンは、インフルエンザウイルスの表面にトゲのように突き出しているタンパク質を元に製造している。ワクチンによって体内に作られた抗体が、トゲ状のタンパク質を確認して増殖を防ぐ仕組み。しかし、トゲ状のタンパク質は、毎年のように形が変異するため、そのたびにワクチンを製造し直す必要がある。
開発中のワクチンは、トゲ状のタンパク質に比べて変異しにくい、ウイルス内部のタンパク質に注目して製造された。抗体が内部のタンパク質を確認すると、細胞そのもののを攻撃し、増殖を防ぐ。
製造されたワクチンは、今季流行している「Aソ連型」と「A香港型」、さらに新型インフルエンザに変容する可能性がある「H5N1型」の鳥インフルエンザの3種類に共通する内部タンパク質を元に作られた。
ワクチンをマウスに接種して、それぞれのインフルエンザウイルスを感染させたところ、ウイルスの増殖が防げたことが確認されたという。マウスには人の遺伝子が入れられており、人にも効果が期待できるという。
研究班は今後、ワクチンメーカーを選定し、人間に接種した場合の安全性を確認後、実際に人を使った治験(臨床試験)を行うという。
研究班の内田哲也主任研究官は「人工合成したタンパク質を使っている点で安全性も高い。人間への安全性を確認し、早期の実用化を目指したい」としている。
MSN産経ニュース2009.1.29 13:06
タミフル耐性インフルエンザ、厚労省が対策徹底呼びかけ
治療薬タミフルが効かないインフルエンザの耐性ウイルスが国内で流行していることを受け、厚生労働省は28日、都道府県や政令指定都市などに感染防止対策や監視の徹底を求める通知を出した。同省は別の吸入タイプの治療薬リレンザを追加供給することが可能かどうかメーカーと調整を始めた。
リレンザは耐性が確認されていないので、今後、医療現場で使用が増える可能性もある。厚労省は「現時点ではリレンザの供給不足の心配はない」としているが、需要の伸びに対応して増産が可能かどうかメーカーに検討を要請している。
asahi.com(朝日新聞)2009年1月28日20時33分
リレンザなど「異常行動の恐れ」 厚労省が注意喚起
インフルエンザ治療薬のリレンザ(一般名ザナミビル)とシンメトレルなど(同アマンタジン)について、厚生労働省は29日、小児や未成年者が服用した場合に異常行動を起こす恐れがあるとして、メーカーに対し、医療機関への注意喚起を徹底するよう指示した。
同省は07年12月にも同様の通知を出したが、今季は治療薬タミフル(同オセルタミビル)に耐性を持つウイルスの流行が報告され、リレンザなどの処方が増える可能性があるとして、改めて注意を促す。服用後2日間は保護者が見守ることを呼びかけるよう求めている。
異常行動の報告は昨年3月末までにタミフルで313人、リレンザ57人、シンメトレルなど10人。タミフルは07年3月から10代の患者への処方が制限されている。リレンザをめぐっては、処方された長野県の男子高校生が集合住宅の駐車場で死亡しているのが1月27日に見つかり、転落したものとみられているが、服用の有無は不明という。
asahi.com(朝日新聞)2009年1月29日22時11分
インフルエンザ、昨年のピーク上回る 「Aソ連型」50%超
今冬のインフルエンザの感染患者が全国で増加し、18日までの1週間に確認された医療機関1カ所あたりの患者数が20.84人となり、昨シーズンのピークである17.62人を上回ったことが27日、国立感染症研究所の調査で分かった。
また、治療薬タミフルの効かない耐性株が高率で見つかっている「Aソ連型」が急速に広がっており、12月以降に検出されたウイルスでは53.2%を占めていることも判明。感染研は「このまま定着するか、注意深く見ていく必要がある」としている。
感染研によると、今シーズンの流行規模はまだ不明だが、ピークは例年並みの今月下旬から2月上旬になるとみられる。昨シーズンの患者数は最近10年で2番目に少なかった。
12月以降に検出されたウイルスのタイプ別では、Aソ連型が、これまで最も多かったA香港型(36.2%)を上回った。B型は10.6%見つかっている。感染研は「Aソ連型が増えた理由は不明で、Aソ連型とA香港型が混合流行するとみられる」としている。
昨年12月初旬に流行入りしたインフルエンザは、今年に入って沖縄や九州、四国など全国各地に広がっているという。
1月27日産経新聞
タミフル効かぬインフル 外出時マスク 予防に有効
Aソ連型インフルエンザへの対策としては、粉末を吸入するタイプの治療薬「リレンザ」が有効。臨床現場では迅速診断キットでインフルエンザのタイプがA型かB型かの識別をしており、診断結果に基づいて抗インフルエンザウイルス薬が処方されている。だが、タミフルに耐性があるかどうかまでは判別できないため、現場で「Aソ連型だからタミフルを使わない」という判断をできないのが現状。このため、うがい、手洗い、マスク着用などの一般的な対策が不可欠になる。
大阪府地域保健感染症課の城美紀主査は「帰宅時の手洗い、うがいはもちろん大事だが、感染していなくても外出時にはマスクを着用するなどして、事前の感染防止に努めてほしい。また、効き目が出るまで約2週間かかるが、ワクチンの接種も有効」と話す。
また、東京都町田市の鶴川サナトリウム病院で発生した集団感染のように抵抗力の弱い高齢者が犠牲になるケースも多く、国立感染症研究所感染症情報センターでは、「ウイルスを外部から持ち込まないことが重要」と呼びかけている。
1月27日15時51分配信 産経新聞
Wii Fit活用したメタボ指導システム、NECや日立が発売
Wii Fitを活用した健康管理システム「Wii Fit からだチェックチャンネル」を任天堂が開発。NECなど3社が、メタボ指導用のシステムに組み込んで販売する。
任天堂は1月27日、「Wii Fit」を特定保健指導(いわゆる「メタボ検診」)システムに活用するためのアプリ「Wii Fit からだチェックチャンネル」を開発したと発表した。NEC、日立製作所、パナソニックメディカルソリューションズの3社がそれぞれ、同アプリを活用したシステムを開発し、健康保険組合などに販売する。
Wiiをネットに接続し、Wii Fitで記録した体重や運動データを医療関係者に送信。メールなどで健康に関するアドバイスを受けられる仕組み。ニンテンドーDS用ソフト「歩いてわかる 生活リズムDS」で測定した歩数データを元に指導を受けることもできる。
NECは4月から、社員と家族向けに同アプリを活用したサービスを提供。健康保険組合などへの外販も行い、今後3年間で150件の販売を目指す。日立は2月から社内で試行し、その後、健康指導サービス提供者向けにASPサービスとして提供する予定だ。
パナソニックメディカルソリューションズも、メールを活用して保健指導が簡便に行えるサービスを、健康保険組合など向けに4月から販売する。
ITmedia News2009年01月28日 07時00分 更新
平成21年4月1日時点で実施している全試験が該当し、平成21年4月1日以降に開催されるIRBで審査された案件については全て概要を公表する。(プロトコル作成日や実施開始時期は問わない)
ES細胞 初の治験へ
米で承認 脊髄損傷患者に注入
【ワシントン=増満浩志】米バイオベンチャー企業「ジェロン」(カリフォルニア州)は23日、人間の胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を応用した治療の臨床試験を、世界で初めて行うと発表した。
脊髄(せきずい)損傷で歩けなくなった患者に、ヒトES細胞から作製した細胞を脊髄に注入、神経系細胞を再生させる。
AP通信によると、臨床試験の第1段階は今夏に開始。損傷から1〜2週間の患者8〜10人を対象に、中枢神経を保護する細胞に育つ細胞を注入する。治療の安全性を確かめるのが目的だが、マヒした感覚や運動機能の回復など、治療効果も同時に調べる。同社は、ラットなどの実験で治療の安全性や効果を確かめ、臨床試験の実施を米食品医薬品局(FDA)に申請。今週、承認が下りたという。
岡野栄之・慶応大教授(生理学)の話「今回の承認は、再生医療全体にとって大きな一歩になる。ジェロンは長年にわたり動物実験を行い、安全性や有効性をきっちり確認している。日本で同様の臨床試験を進める際に、安全性を判断する参考になるだろう」
(2009年1月24日 読売新聞)