厚生労働省は26日付で新薬41品目を承認しています。
その中で、コペガス錠(中外製薬)が気になりました。
●中外製薬 ニュースリリース(2007/1/26)
抗ウイルス剤「コペガス®錠200mg」がC型慢性肝炎治療薬「ペガシス®」との併用療法で製造販売承認を取得
http://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp;jsessionid=MVH5GL3XTPRKUCSSUIHSFEQ?documentId=doc_8394&lang=ja
コペガス錠は中味がリバビリン200mg、そうレベトールといっしょです。
慢性C型肝炎治療剤「ペガシス」(一般名:ペグインターフェロン
α-2a)との併用で用いられ、C型肝炎ウイルス(HCV)のジェノタイプ1a、1bに感染しHCVが高値の患者、インターフェロン治療が無効、または再発した患者が対象となります。
シェリング・プラウ社のレベトールがイントロンAかペグイントロンとしか使えないという一方、コペガスはペガシスとしか使えないというしばりがあります。
それぞれ自社製品としか治験をやっていないので、申請もそのとおりになっています。
同じレベトールで含有量もいっしょなのに・・・
なんか無駄です。
メーカーさん同士の意地の張り合いという感じがします。
昔、レベトールの併用が自社製品のインターフェロンしか使えないようになっているのに違和感を感じました。
それが今度は中外さんの逆襲という感じでしょうか?
同じ26日付でリレンザのインフルエンザへの予防投与が承認になっています。
インフルエンザに罹患した患者の家族で、65歳以上の高齢者、慢性心疾患患者、糖尿病などの代謝性疾患患者、腎機能障害患者が対象となり、予防効能での使用は保険給付対象外であるとのことです。
●GlaxoSmithKline プレスリリース (2007/1/26)
抗インフルエンザウイルス薬「リレンザ」予防に関する効能・効果の承認を取得
http://glaxosmithkline.co.jp/press/press/2007_01/P1000385.html
リレンザは吸入剤です。
一方内服薬タミフルは、2004年7月に予防投与が承認されています。
薬事日報の記事はこちらです。
http://www.yakuji.co.jp/entry2126.html