我々の世界では、転勤などに伴い受け持ち業務の変更があることがあります。
業務を他の薬剤師に引き継ぐ場合、申し送りが行われます。
私もいままでに何度か他の人の業務を引き継いだことがあります。
前任者の能力がすごくて、とてもそれは引き継げないなあと思ったこともしばしば。
途方にくれている私をみて、ある方がアドバイスをしてくれた言葉を思い出します。
「自分のやり方でやればいいんじゃないですか」
精神的に弱っていた私は、この言葉でずいぶんと救われました。
前任者のやり方をそのまま真似ることはなかなかできないので、自分のやり方でやるしかないんですよね。
また他の誰かも同じようなことを言っていました。
「私は今までのやり方をつぶして、自分のやり方でやる」と。
表面上同じことをやることはそれほど難しくないと思います。
でも、一番初めに物事をやろうとした方にとっては、始める前にこんなことがあってだから私はそうしたというような思いがあると思うんですよ。
そのスピリットまで引き継ぐのは、とても難しい・・・
例えば前任者がLANの知識がすごくて、お前もできるだろうみたいなノリで院内のコンピュータのお世話をしなければならなくなったときは、なんだか辛かったです。
また、病棟に一日中常駐して、内服薬や注射のセットをしなければならなかったときも辛かった・・・
という私も、実は自分の中では未知の新しい業務に入っていけと言われています。
別に今回は転勤に伴うものではありませんが。
このブログでもライブ的に山口大学のCRC研修の様子を紹介しましたが、それが今度自分の施設でやるようにと。
とてもやりがいがある仕事だと思います。
でも自分の施設で、どのように治験が行われているか、また治験事務局の仕事はどんなものか把握していないので、まずはそこからです。
全てを把握した後に、自分のやり方でやろうかと思っています。
というわけで、もしも関係者の方々がこのブログをご覧になっておられましたら、勤務先にて治験事務局をぼちぼちやっていきますので、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
(書き始めたときは、自分のいまの状況まで書くつもりはありませんでしたが、気がついたらこんな形になっていました)