夏休み最終日。
飛行機の出発自体は20時前なんだけど、なんだか気忙しいものね。余裕がないというか。
せめてホテルのチェックアウトが夕刻であればもっと落ち着けるかとも思い、レイトチェックアウトの交渉をしてみたんだけど、宿泊料の10%エクストラ掛かるとかで(当り前)。
よく考えれば大した金額じゃないのかもしれないけれど、じゃぁ延ばしてどうするのかと問われたら、観光から戻ってきて一瞬ホッとするくらいの話なので、フツーに荷物を預けてチェックアウトしました。
その足で向かうは大英博物館。
ここ、昔から行ってみたかったのよね。
考古学の宝庫!って感じで。
#略奪・接収の宝庫とも言えるが。
あのロゼッタストーンもこの目で見て参りましたよ。
でもさ、なんだか展示の説明を読む、てか訳す気力がなくて。
老眼というのもあるけれど、なんだか頭が英語を拒絶しちゃってるのよね。やっぱり疲れてるのかな。
これはこれでもったいないので、日本語のオーディオガイドを借りて、インストラクションに従って、エジプト古代文明とパルテノン神殿のセクション(+日本の展示)を回ったけれど、足や腰も痛いので(歳だわね)、予定よりもちょっと早めに切り上げることにしました。
因みに、このオーディオガイドは大韓航空が提供していて(有料だけど)、ちゃっかり韓国文化ガイドが仕込まれているのが、猪口才な感じがしました(苦笑)。
ホテルに戻るまでに少々時間があったので、中華のバイキングで(比較的)廉く昼食を終えた後、ホルボーン駅の近くのパブでIPAをハーフパイントいただく。
少々ほろ酔いになりながら考えてたのだけど、今回ロンドンに来て思ったのは、あ、アタシってイギリス文化に対する興味があまりないんだ、ってこと。
ドイツならビールがある。ソーセージがある。クラシック音楽がある。
フランスは造詣は浅いけれども、美術品やブランド品には意外と親しみもあるし、旨いワインと旨い料理があればそれで十分じゃないかという気がする。
アメリカにはバーブラがいる。というか、アタシにとっての外国への憧れそのものだ(アメリカン・フィーリング、パープル・タウン…(笑))。
でもイギリスは???
そりゃこちらにだってミュージカルはある。
でもNYLONという言葉があるように、今現在の文化については、ニューヨークとロンドンは双子のようなもの。
二つの街を分けるものが過去からの文化の集積だとすれば、アタシ的に興味が湧くのは断然ニューヨークなのだ。
英語圏に行くのならわざわざロンドンに行く必要はないよね、というのが若い頃からのアタシの持論ではあったけれど、奇しくも(というか悪い意味で)それを証明する結果となってしまったような気がする。
イギリス文化は質実剛健と云われるけれど、アタシの好物である食・音楽・美術については結局のところ後進国なのだ。
テンション上がらないのも当然かもしれませんね。
ヒースロー空港へは結局地下鉄で。
ウォータールー駅からベイカールー線に乗り、ピカデリーサーカス駅でピカデリーラインに乗り換え、なんやかんやで約1時間の道のり。
ピカデリーラインは車両も狭く満員で、これで空港まで揺られるのかと、お金をケチったことに少々後悔仕掛けたけれど、4,5駅過ぎたところで無事座れてホッ。
この4日間お世話になったオイスターカードを返却してリファンドしてもらい、いよいよ帰国の手続きへ。
VAT還付申請の部屋は中国人で満員。
しかもみなさん沢山の荷物をおっぴろげて賑やかにやってらっしゃる。
げんなり(+o+)。
案の定時間が掛かり、その間に申告書を読み返していたら、買った覚えのないものが請求されている!
あ、違う…。
ランセルで母の鞄を買ったときに、店員が最後に恭しく持ってきたバッグの飾りだ。
2種類選べるという話だと思っていたのだけど、追加でお金が掛かっていたとは!
あの中国人店員め。これは一種の詐欺だわ(怒)。
こんなものに80ユーロも払うつもりはないから、日本に帰ったら交渉だな。
因みにここ(第2ターミナル)では、申告書の郵送は必要なく、ハンコを押してくれた税関の方でやってくれるとのこと。
ありがたいけれど、自分の手を経ないから、返金されるまで心配といえば心配ね(~_~;)。
荷物をカウンターに預けて出国手続きして。
心配になるくらい空いてはいたのだけれど、おまけにファースト・ビジネスクラス用の専用搭乗手続き優先レーンも設けられていて、とても快適。
アサインされたユナイテッド航空のラウンジも、成田のレッドカーペットクラブとは比べものにならないくらい充実していて、目を瞠りました(ってもう10年くらい足を踏み入れてないかもしれないけど)。
ロンドン発羽田着便のビジネスクラスはスタッガード配列。
トイレはウォシュレット付。
これは快適に過ごせそうです。
てか同じビジネスクラスでもパリ行きのものとは月とスッポンなので、航空券押さえるときは設備の確認は必須ですね。

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