ここ数日「ルッキズム」という言葉をよく耳にする。
日本語に訳すと外見至上主義ってところかしら。
アタシ、これ、昔からある話だとは思うのね。
AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」でも「ルックスがアドバーテージ♪」なんて歌われてるわけだし。
特に男(ノンケでもゲイでも)が恋愛対象を見るときはそうだと思うわ。
ただ今の時代が残酷なのは、それがインスタグラムのフォロワー数やいいねの数で測れてしまうところね。
実際、アタシもインスタグラムについては見知らぬ「eye candy」をフォローすることが多いもの。
称賛されると人は嬉しいものだから(逆もまた真なりよね)、顔や体に自信のある人はどんどんそういった写真を投稿するし、そうでない人はだんまりを決め込むしかないという。
ああ、テキストベースのパソコン通信のゆかしい時代が懐かしいわ。
ただこの画像化、映像化の流れは変えられないだろうから、後は発信する側の「慮り」の世界に期待するしかないのかもしれないわね。
例えば頭のいい子は「成績のいいことを鼻にかけてはいけません」と親や先生から言われて育ったはず。能ある鷹は爪を隠すなんてことわざとあるし。
容姿のいい子もその「暴力性」に気づいて「爪を隠す」日が来るのかしら。

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