朝は人事考課、昼からは業務監査と課長さんの面接。
管理職としてのアタシの会社人生の幕が一つ、また一つと下りていくわね。
そんな中、戦友の一人から退職のメールが届く。
昨年の秋、サシで飲んだとき、確かにそんな話も出ていた。
お金のこととか考えたら、定年までしがみついた方が安心じゃないの?みたいな話もした。
でも彼は新しい仕事にモチベーションが上がらなかったんだろうな。
特に役割も与えられていなかったようだし。
翻ってアタシ。
彼よりは明確なミッションが与えられているようには思う。
でも…とも思う。
今会社を辞めても自分一人食べていくことくらいはできるだろう。
でもやっぱり何かやるべきことがないと、これからの人生を過ごしていくことは難しいようにも思う。
そんなことを考えながら会社でも断捨離。
老後の楽しみになるかと溜め込んでいた名刺や年賀状、大学ノートの類を思い切って捨てました。
異動先がフリーアドレスでコインロッカーほどのキャビネしか与えられないということももちろんあるのだけれども、それ以上に『愛社精神」というのも一種の『呪縛」だったのだなあとも思い。
もちろん今の会社を嫌いになったわけではない。
ましてや同僚や仲間への想いはある。
でもアタシはアタシ、過去の諸々に愛着はあるけれども、良くも悪くも会社での経験というのはアタシの人生を彩った1ページ以上のものでも以下のものでもないのだな。
片付けのあらかたを終えて、そんなふうに思いました。

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