正月に実家に帰ったときに、父の車の保険更新の案内が届いた。
父は昨年免許を自主返納したのだけれど、車を捨てるのは忍びなく、ペーパードライバーではあるけれど、姉やアタシが乗るかもということで、今も実家の庭に置かれている。
バッテリーが上がるのを防ぐため、姉が半月に一度エンジンを掛けながら。
正月に弟が実家に来たとき、その処分について相談したところ、もう廃車にしたら?ってことになったので、保険の期限に合わせようと姉が動き出してくれたのだけど、車が父名義になっていることに思い当たり。
所有者が認知症であれば手続きは一筋縄ではいかないんじゃないんだっけ?
成年後見人制度とかなんとか?
まあ調べるしかないわね。
というか、かれこれ20数年来父が乗っていた車。
たくさんの思い出が詰まっている。
アタシが実家に帰るたびに最寄り駅まで送り迎えしてくれた父。
大阪に出張のときには自分の出勤を早めて出張先近くまで乗せていってくれた父。
なかなか運転が上達しないアタシを田舎の道に連れ出して指導してくれた父…。
思えば車は父そのもの、というのは変だけれど、車にまつわる父の思い出の多さに驚き、またしんみりとしてしまいます。
車の運転は無理だけれど、またあれやこれや父と話したいものです。

0