今日、姉が父の見舞いに行ってくれました。
足腰はこの前よりもさらにしっかりしたいた模様。
でも姉のことは思い出せないみたいで。
というか、ガラス越しの短い間だから、それはある意味仕方ない、てか、しばらく会ってしゃべっていればぼんやり思い出すのではないか、とアタシなんかは割と楽観的にそう思う。
というか、こと親父の世代では、家族の女性というのは深層心理で一体化しているのかも、なんてことを思う。
つまりアタシや弟、義理の息子や娘辺りは元々「客体」更にいうと「他人」として認識しているが、妻や実の娘となると「空気」になってしまうのではないか。
だから一番世話してもらっていたはずの人たちの名前が出てこない。
それは母や姉にとってはとても寂しく悲しいことだろうけれど、逆に彼女たちに世話してもらっているときの父は本当に穏やかで、一番心が満ち足りているようにも見える。
人間の認知というのは不思議なものだなあ。

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