Just For The Record...

家賃補助は勝ち取れなかったけれど、引越し代と移転先の敷金礼金仲介手数料は会社が持つとの返事がありました。

当然でしょう、という感じではあるけれど。

ただ後者には条件があって、一定の賃料を超えると、「趣味の世界」認定されちゃって、権利を放棄しちゃうことになるのよね。

しかしこれがないんだ。

一応会社が斡旋してきた不動産屋さんにリクエストは出しておいたのだけど、どうなることやら。

築30年とかになってくると条件にはあってくるのだけれど、バリアフリーじゃないとか、無駄に和室や押入れがあるとかね。

ま、実家のことを考えたら、さほど気にするところではないのかもしれないけどさ。

まあ遅かれ早かれ来ることではあるしね。

自尊心との闘いはまだ継続中だけれども、こうやって自分を慣らしていかないとね。

一方で金勘定は続く。

課長に上がる前くらいのレベルまで落ちるという噂だけれども、果たしてどうなのか。

いずれにせよシビア目に見ておかないとなあ。

でもあと残り少ない（？）人生、せっかく今まで働いてお金も貯めてきたんだもの、うらぶれたような気持ちになるのは避けたい。

そうなるとやっぱり運用？

それはそれで考えないとね。

お金はやっぱり使ってこそ華なんだろうし。

6年半前に今の会社に出向になってからしばらくはここに通っていたのだよなあ。

って今も週に一度は行くようにしているけれど。

今日は弊社員は誰も出ていなかったので、事務所で引継ぎの予定を作りながら、残務整理をしていたのだけれど、ふとした空白に「ウチの会社も変わったよなあ」と思い。

社名を変えて、ロゴを変えて、ユニフォームも変えた。

新しい事業所を立ち上げて本社も移転した。

そういった一連の流れの中で、人も変わって、いや、変えていった。

そして今、弊社は確実に地力をつけたように思う。

先々代の社長が冗談めかして言っていたように、「あっさりあきらめへこたれ」ていた彼ら彼女たちが、頼りがいのある職業人へと変わっていった。

全員ではないにしても、だ。

Mさん、血は変わりましたよ。

今、もしまだ先々代の社長が側にいてくれていたら、きっと喜んでくれただろうに。

でもその「改善」や「改革」も時が経てば当たり前のことになっていく。

組織としてはそれでいいし、そうあるべきだと思う。

…役割を終えたんだよな。

稟議書や各種申請の承認や決済を終えるたびに、この行為もあとひと月少々で終わるのだよな、と少し切ない気持ちになる。

ご苦労さま、自分。

気持ちを切り替える必要があるのは分かっている。

でももう少し喪に服すことを自分に許してやってもいいよね。

あれは大変だったな、特に下北沢〜代々木上原の間は酷かったなどと回想しつつ、昔の日記を繰って見たところ、そんな時でも通勤は片道50分だったようで、80分ともなるとそれより半時間も長くなるのかと愕然。

今もたまに仕事で都内に出ることがあり、それは一時間半コースなんだけれど、時間帯がラッシュじゃないからか、ぼんやり考えごとしているうちに到着するような気はする。

しかしそれが一日置きなのか。

ちょっとやってみないと分からないような気はする。

一方で都内でマンションを探していたら、予算的に手が届きそうなところを見つけ。

まあ今よりも家賃が一万円程度高くなるけれど、家計を見直したらなんとか吸収できるレベルかどうか。

この前ケータイのデータプランは見直したのだけど、今や殆ど観てないBS系のサービスや積読状態の雑誌の定期購読、もしかしたら固定電話も？

お付き合いで買っているお米なんかも契約の更新はちょっと考えようかな。

ただ、移るとなると一時費用も掛かって来ちゃうのよね。

敷金礼金は仕方ないとしても、即移るとなると今のマンション代を何ヶ月か払うことになるような気がする。

会社が負担してくれないとなると、やっぱりするとしても引っ越しは2ヶ月後くらいかしらね。

そしたら彼女が「なんのかんの言ってもあと10年なんだよねぇ」と言い出して。

さらには「60歳になったら年収半減するんでしょ」と。

あ、そうなんだった。

僻地に留まるか花の都に返り咲くかで迷っていたけれど、そしてまだ迷っているけれど、これから還暦までの数年間は還暦後の収入激減に備えるための準備期間なんだな。

そしてこの期間は「会社」という軛(?)からいい意味で「離れる」ためのトライアル期間でもあるのだな、と。

となると、アタシはソフトランディングのための時間をたくさんいただいたのかもしれない。

そう、ある意味、ラッキーなことに。

そして新天地。

いろんな人から「うらやましい」と言われる。

確かにそれはそうなのかもしれないな。

端的に「人の」「地球の」ために役立つセクションたから。

そういや、この15年ほど、いやもしかしたら職業人生のほとんどをアタシは「コストのため」「生産性のため」にいろんな人とバトらざるを得なかったようにも思う。

ちょっと「キャラ」にないことをしてたかな。

「京取締役」から「をんなさん」へ。

それはもしかしたらアタシの自己イメージと重なっているようにも思ったのどした。