大好きな昔の上司と北新地でサシ飲み。
アタシはまだ20世紀の頃に大阪で働いていて、大阪駅の周辺は本当に様変わりしたけれど、少し足を南に向けて歩いてみると懐かしい街並みが現れてきて、なんとも言えない懐かしい気持ちになりました。
あの頃は若かったなあとか、あの時からアタシはどう変わり、今後どうなっていくのだろう、とか。
会社と寮の往復で、良いも悪いも思い出らしい思い出はないように思っていたこの街だけれども、こうして改めて身を置いてみると、かけがえのない街の一つだったことが分かります。
そんな中、2年ぶりにお会いした元上司はお変わりなく素敵なままで。
あれやこれやで想い出話に花を咲かせました。
不思議に思うのは彼と過ごした日々の熱気。
どうしてあんなに楽しかったのだろう?と独りごちると、彼も楽しかったね、と一言。
みんな同じ方向を向いて仕事をしていた?
それもある。
でもそれ以上に、貴方が一人ひとりを家族のように関心をもって接してくださっていたからでは?
だから故に下世話な話もあったようにも思うし、好き嫌いのような話もあったようにも思う。
あまりにハイコンテキスト過ぎて一般化できないように思ったこともあった。
でもあの文化祭や体育祭のときのような熱気。
やっちゃえ!イテマエ!といったエネルギー。
すべてが懐かしく貴方と共にあったと改めて感じました。
そんな彼ももうれっきとしたシルバーエイジ。
今日伺った話では長男さんも結婚なされ初孫もお生まれになり、今度は娘さんも結婚なさる由。
お母さまも亡くなり、いろんな意味で世代交代をお迎えになっているのだなあ、と。
アタシもいつまでも懐かしんでいてはいけないのかもしれないと思いました。

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