前上司と面談。
って彼は本社に戻っちゃったからリモートでの開催だったけれど、ビデオで彼の顔を見たら、なんだか怒る気力がなくなっちゃった。
ってもともと落ち着いて話そうと思っていたのだけど、あまりに彼の表情が憔悴しきっていたので、なんだか可哀想になっちゃって。
なんだか時々は泣きそうにもなっていたし。
それは部下に正当な評価を勝ち取れなかった申し訳なさなのか、それとももともと酷い評価を何かの拍子につけてしまった後悔なのか、それとも別の何かなのかアタシには想像しかできないけれども、会社の考課というものは裁判ではないから、いずれにせよ異議申し立ては不可能。
間違った情報が伝わったり変な解釈されているとしても、情報の訂正を試みることはできても、それが議事録のように朱が入れられるわけではない。
要はその評価をどこかで覆すしかないのよね。
そんなとき、先日父に言われた言葉が頭に蘇る。
「お前がへこたれていたら会社がおかしくなるからな」。
そう、アタシは立場的にへこたれていてはいけないのだ。
少なくとも今の時点では。
頑張らないといけないし、そのためにはもっと賢くなって、自分と会社を守るしかないのだ。
結局アタシは自暴自棄になれないようにプラグラミングされているらしい。
なぜそのようになっているのかは神のみぞ知るだけれども。
一方で思ったのは、もうアタシ、自分を飾る必要もないのかも、ということ。
ジダバタしていても役職定年は遅かれ早かれやってくる。
であれば、評価など関係なくもう自然体で自分のなすべきことをやっていればいいのでは?
陰徳を積む、というか、陰徳積み放題というか。
もしかしたらもうカミングアウトしてもいいのかもなあ。
それで楽になる人もいるかもしれないし。
だからといってすべてが腹落ちしたわけでは全然ないけれども、今回の一件は先のことを考える良い機会になったとは言えそうだわね。

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