またdepressiveな出来事が。
アタシはグループ内の訃報を出向者に知らせるという地道な仕事もしているのだけれど、今朝一番に届いたメールに目を疑いました。
M部長、いやM社長。
享年77歳って早すぎるじゃないですか?
昨年、古巣のオンライン同窓会をしたときに、その時の参加者の一人からお元気だとうかがって安堵していたのに。
もしかしたらコロナかしら…。
Mさんはアタシが会社に入って最初に配属された部署の部門長でいらっしゃって、その後、子会社を立ち上げることになったときにアタシもお伴した身。
そして、当時生意気で「八方破れ」とさえ言われていたアタシを、なぜかとてもかわいがってくださった。
14年半務めた古巣を離れ、まったく畑違いの部署に配属されたとき、彼はもう弊社を去ってらっしゃったけれど、東京にいらっしゃったときにわざわざ足を延ばして、アタシを訪ねてくださった。
それがあまりにサプライズだったのと、アタシが新天地で自由が利かずてんてこ舞いだったので、あまりきちんとした対応もできず、そのときの無礼をいつか謝ろうと思っていたのに、お詫びを伝えられないままにあの世に行ってしまわれた…。
後悔先に立たずとはこういうことを言うのだろう。
アタシはアタシが新入社員だった頃の彼の年齢をはるかに上回ってしまった。
当時の彼ほどの知恵も判断力も温かさも身につけないままに。
今こうしてブログを認めていると、彼の迫力のある風貌や声色と、それに似合わない好奇心一杯のコロコロとよく動く眼を思い出す。
Mさん、どうか安らかにお眠りください。
合掌。

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