このところ、近年にはなかったくらい、外国語に触れています。
というのは、例の「君の心に刻んだ名前(刻在你心底的名字)」。
先日、畏友がtwitterで某有名翻訳家の日本語字幕のお粗末さについてさえずっていたのだけれど、ネトフリの字幕が悪いかどうかはともかくとして、日本語ってどうしても主語を省略しがちな言語なので、この辺りを確認したくて英語字幕でもぜんぶ見てみたのです。
日本語字幕では省略されているところがしっかり訳出されているところもある一方で、日本語字幕の方がきちんと表現できているところもあってこの作品を理解する上では、両方見て(読んで)みてよかったかな。
そして出演者や監督へのインタビューも中には英語の字幕がついているものもあって、これも理解に役立っています。
しかし一番情報が充実しているのはやはり台湾のサイトで、繁体字であるところは日本人について理解しやすいところではあるのだけれど、いかんせんどこで区切れるのかが分からない(爆)。
基本的に国語の授業は現代文のみならず苦労しなかったアタシではあるのだけれど、そういや漢文だけは人並みだったのよね(苦笑)。
もっとレ点とかしっかり身に着けておくべきだったわー。
でもこのご時世、グーグル翻訳という強い味方もあって、なんとか大意くらいは理解することができるのだけれど、中国語→日本語の翻訳はどこかぎこちない。
そこで試してみたのが、中国語(繁体字)から英語への翻訳。
そしたら、これがかなりのクオリティで。
自分の中での割り切りもあってか、日本語で読むよりむしろ英語で読んだ方が分かりやすいような?
でもこれって当たり前といえば当たり前かもね。
片やネイティブとして地球上でもっとも話されている言語、片や彼の企業の本社・研究機関が置かれている国の母語ということで。
AIのディープラーニング的に考えても、その量は日本語⇔中国語間の比ではないでしょう。
為替が第一に米ドルを基軸通貨として取引されるように、今度翻訳の自動化が進めば進むほど、国際語としての英語の絶対的地位はますます揺るぎないものになるのかもしれない。
そんなことを思いました。

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