アサダくん退職に伴い、後任の人選を急いでいる今日この頃。
そこまで切羽詰まった話ではないながら、課長さんもそう遠くない未来に還暦を迎えられるので、どうせなら(?)次世代のマネージャー・リーダーになれる人をアサインしようというボスの親心で、かなり、いや、とてもありがたい人選を他部署からもいただいているのだけれど、その案を課長さんに見せたら、今一つ浮かぬ顔。
その案というのは、ある課のあるグループごとアタシの部門に取り込もうという話で、人は石垣、人は山、とまでは言わなくても、頭数が多ければ、何とかなるというのは、会社であっても同じ話。
枯れ木も山の賑わいというと彼ら彼女達に失礼だけれども、少なくとも人海戦術というのはあるわけです。
アタシはアタシなりに、誰と誰を組み合わせてどういう機能を持たせればどういう力を発揮してくれるか、いろいろとシミュレーションしていたのだけれど、いつもは反論、というか、意見をほとんど言わない課長さんから、かなりの長文の反論メールが届いたのを読んで、もうこれはあきらめるしかないかな、と。
ただね、そのメールを読んで改めて思ったのだけれど、彼は今の仕事をそのままそっくり後任に渡そうとしているようなのよね。
それはどんな後任が来ても大変だと思う。
無駄な仕事もあるだろうし、自分でやらなくても部下や派遣さんに任せてもいい仕事もあるだろうし、人間がやるよりも機械にやらせた方がいいような仕事もあるだろうに。
あまりに考え方が保守的なので、新しい視点や視野が得られるような整理の仕方をしてもらっているのだけれど、なんだか凝り固まっちゃってるのよね。
日本の文系では3番目か4番目くらいに難しい国立大学を出てらっしゃるから、おそらく頭は悪くないはずなんだけど。
先般の面接で、今の環境が「すごく不満」とおっしゃるので、理由を尋ねたら、きちんと後任を決めてもらえないからとおっしゃるけれど、そこそこ仕事のできる正社員を予定よりも1名増で部下に付けたのは彼の仕事を引き継いでもらうためだし、引継ぎの時間を作り出すためにIT化やアウトソーシングなど効率化も沢山やって時間も創出してあげたのに、自分の力量の無さを棚に上げて上述の言い草だものなあ。
それにそもそも引継ぎなんて何年も掛けてやるもんではなくて、長くて1〜2か月でしょうに(この前の異動の時はアタシは2日だったわ)。
要は器量不足ということなんだろうけれど、なんだか残念な気がとてもするのでした。

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