オランダ、てか、アムステルダムの雑感をもう少し。
自転車が多い話は既に書いたけれど、本当に多くてね。
基本的に平坦な土地だからかなぁ。
公共交通機関が異様に高いというのもあるかもしれない(初乗りが300円以上!)。
しかも日本みたいにママチャリじゃなくてスポーツタイプのが、歩道と隣り合わせの自転車専用レーンを音もなく全速力で走りすぎていくから、危ないのなんのって。
いやそりゃ左側通行と右側通行の違いでアタシが慣れていないというところはある。
でも実際に歩行者とぶつかっているのを何度も見たし、問題にはならないのかしら?
ただね、こちらの人って圧倒的に体格がいいのよ。
「屈強」というわけではないけれど、男も女も筋肉質で引き締まっている。
こういうの見てると、ナチじゃないけど、優等人種/劣等人種なんて考えてしまう人がいても仕方ないように思ったわ。
実際、街を歩いていて、「イケる〜」だの「あら、美人さん」とつぶやいてしまうことも多くてさ。
アタシってばほんと(くそ)ババア。
街の雰囲気は意外とニューヨークっぼいところもあって。
旧市街ではなくノイエマルクトの方だけれども、タウンハウスっぽいのが並んでいて、そういえばニューヨークは元々ニューアムステルダムという名前だったことを思い出したりとかさ。
実際アタシが泊まっているホテルの近くの通り名は「ハーレム」だったし。
デュッセルドルフと違って、街中いたるところでインターネットが使えたのは助かったわね。
さすが、と言いたいところだけど、もしかしたらドイツもペルリンやフランクフルトなら同じような状況なのかも?
どこの国でも首都や経済の中心地への投資は惜しまないものだしね。
お店では現金お断りというところが多くて驚きました。
反対にキャッシュオンリーの店もそれなりにあって、この辺り客としてはどうすりゃええねんって感じだけれど。
スーパーマーケットで、ほとんどの人がセルフレジを使っているのも進んでいるな、と思いました。
こう書いてくると、今回オランダに足を伸ばした(そして足止めを食らった)のは悪くはなかったわね。
むしろ慣れたドイツだけでは気づかなかったことに触れたことができた旅だったと言えましょう。
あまりにフラットで、若干ぶっきらぼうのようにも思えたオランダの人々。
一瞬機嫌が悪いのかと思うこともままあったけれども、恬淡としてケレン味のないその態度は、馴染んでみればそれはそれで心地の良いものなのかもしれません。

0