昨夜課長さんが許可なしに他の部署に大事なデータを送ってしまったことに社長が激怒。
朝の8時前からアタシの携帯にもバンバン電話が掛かってきてさ、アタシも「管理責任」を問われたりしてさ。
ああ、こうやってウチの会社にも官僚主義がはびこっていくのね。
社長が激昂している理由は正論ではあるけれど、おそらくこういう対応を取られると、部下の動きはおそらく二つ。
指示待ち族になるか、あるいは隠蔽するか。
意図を汲み取って臨機応変に立ち回れる輩などそうそういないって。
まぁ彼もあと半年余りだから、そこまで変わってしまう前に退任かもしれないけどさ。
いずれにせよ、そんな情報統制よりも、アタシは彼に今なすべきことをなして欲しいと思うのでした。
夜はパリ帰りのピアニストさんの演奏会へ。
お父様のチェロとの共演に心が澄んでいくのを感じました。
こういう時間、本当に大切。
先日彼と一緒に飲んだ時、腕と胸の筋肉に驚いたのだけど、筋トレの成果なのか、もともとの繊細で真珠を転がすような音色に加えて、瞬発力とでもいうのかな、とても弾性の強い音色も加わって、めくるめく豊かな色彩に心を奪われました。
お父様との共演も文字通り息の合ったもので。
普通の親子だったら、親はいつまでも親で子はいつまでも子で、という感じだと思うのだけど、それが音楽だと主と従、陽と地が綾なすように変容していくのよね。
とてもスリリングでした。
来年のコンサートも楽しみです。

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