ということで、今日の長門行きは取り止め。
金子みすゞ記念館に行きたくないわけではないけれど、道中に5時間も6時間も掛けるのはどうかと。
短い旅行だし、何よりノンピリしないと意味ないし。
朝風呂ゆっくり浴びて、朝飯たっぷり食って、ベッドでぐだぐだしてから出発。
同じ下関にある城下町(長府)に行ってきました。
ほんとに不勉強で申し訳ないんだけれど、下関って城下町だったのね。
それになんと長府には国宝まであるの!
鎌倉時代の創建とかなんとかでさ。
さらに時代を遡ると、和同開珎の鋳造所があったりとか、さらにその前には仲哀天皇と神功皇后が都を置かれていたのだとか。
ふむ、深い…。
ぶっちゃけたところ、やはり武家のことには正直あまり興味が湧かなかったのだけれど、一時期は古代史を大学の専攻にしたいなどと考えていたアタシ、すっかり好奇心が刺激されてしまいました。
でもさ、今回この街を周ってみて思ったのは、この街で尊皇思想が芽吹いたのは偶然じゃないんじゃないか?ってこと。
だって皇室との縁がとても深いのだもの。昨日の安徳天皇の件然り。
調べたところによると、毛利家の先祖は大江という公家だったのだとか。
これが元で江戸時代も一介の、しかも外様なのに、皇室への面通しが適っていたんだって。
ふーむ。
高杉晋作にせよ久坂玄瑞にせよ、国で一ニを争う俊才と讃えられた人物。
この辺りのことは当然のように勉強していただろうしね。
いずれにせよ古い町は面白いと誠思ったのでした。

0