「高卒」と呼ばれる人々の生活にリアルに触れることのなかったアタシ。
でもここ僻地、しかもブルーカラーの方々の中にはそういう方も沢山いらっしゃって。
そういう方々、というか、有り体に言うとウチのマイルドヤンキー達を見ていて感じるのは、非常に人生設計が堅実だ、ということ。
20歳そこそこで結婚したり、就職からそう間を置かずに家を建てたり。
…アタシなんてまだどちらも実現していないのに(爆)。
いや、正直、もっといろいろ遊んで見聞を広めればいいのに、とも思う。
実際アタシの場合、20代で交友関係を広めたり、海外旅行に言って知見を深めたりしたから、今の豊かで刺激に満ちた生活があるんだと実感しているし。
でも一方、「マイルドヤンキーの2〜30年後」を目の当たりにすると、これはこれで幸せなのかも、と思うこともままあって。
車にお金注ぎ込んだり、ディズニーの年間パスポート買ったり、はたまたキャバクラで馴染み客になっていたり、とか。
彼ら彼女たちの働きはアタシから見ると正直甘いことも多く、ひいては上司の覚えもめでたくはない。
この人たちこの先どうなるのかしらと余計な心配すらすることも多い。
そもそも彼らが興味を持つことにアタシが惹かれないというのもある。
でもイギリスの諺で「好奇心は猫をも殺す」と言うくらいだし、彼ら彼女たちの高望みしない人生というのは、意外と満足度が高いのかもしれないなと思ったりしたのです。

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