今日もこちらのゲイ友にお付き合いいただく。
感謝祭シーズンを前に、そもそもお休みを取っていたのか、それともアタシのために有給休暇を取ってくださったのか。
いずれにせよ時間もお金も使ってもらってるわけで、本当に頭が下がる。
彼らが日本に来るときにはアタシもちゃんともてなさなきゃな。
それはそれとして、民度の低いエリアに住んでいたりすると、こちらの方々の感じの良さに改めて驚く。
目が合ったら笑顔で挨拶してくれるし、観光スポットで写真を撮っていたら、アタシ達の横で日向ぼっこを楽しんでいた青年が二人で写りなよと手を差し伸べてくれる。
トラムに乗ったら乗ったで、二人掛けのベンチに一人で座っていた娘さんが、カップルを見掛けるやいなや、すっと一人がけの椅子にさりげなく移ってあげたりして。
スタバでサンフランシスコの地震の歴史について友達からレクチャーを受けてたら、背後にいた男の人からさらに詳しい説明をもらえたのも楽しかったわ。
最近アメリカから戻ってきた指揮者がアメリカが恋しいと言っているのはこういうところかしら。
感心するのは人の温かさだけではない。
ダウンタウンを散策しているときに、その友人が面白いスポットがあるんだと連れて行ってくれたのは、すべて全自動のランチボックス店。
タッチパネルで注文し、支払はセルフでクレジットカード、間もなく居並ぶ電子レンジに注文したランチボックスが送り込まれ、調理が終わったら、その電子レンジの扉に取り出しを促すメッセージが注文者の名前とともに表示されるという。
さすがIT企業の集積地。
ニュースで耳にしていたUBERなるものも初体験。
ダウンタウン〜ゴールデンブリッジ間の往復に使ったのだけど、現地点と行き先を入れればその場で料金とドライバーが分かり、待ち時間も表示される。
また配車が今どこをどう向かっているかもスマホのアプリで一目瞭然だし、タクシーより車もきれいで運転手も感じよく、支払も予めクレジットで支払っておくから降りるときもスムーズ。
連れが、これはタクシーにとって脅威なんだ、タクシーにはなんのアドバンテージもないから、と言っていたけど、至極納得。
実際料金もタクシーより安いらしいし、さらに安く上げようと思えば相乗りの指定までできるらしい。
こういうの体験すると、法律により業界は守られるけれど生活者がベネフィットを享受できない我が国の閉塞感を改めて感じたりしたのでした。
ニューヨークもいいけれど、西海岸も刺激的です。