社長から教育的指導を受ける。
アチャー。
まあこちらにはこちらの言い分はあるのだけど、とにかくやはり誰に接するときも「傾聴と共感」は大切だな、と。
アタシ、後輩や部下のような立場が自分より弱い人に対してはこういうのを心掛けているんだけど、自分と同等、あるいは強い人には歯に衣着せぬところがあるのよね。
当然自分と同じ地平以高で話してくれていると思っちゃって。
その後でつらつら考えていて、どこで話が食い違ったのかは凡そ分析できた(つもりな)ので、ちょっとそもそもの前提から再確認する必要があるな。
ここはもう腹を括るしかないわね。
やっぱり働いてるといろいろあるものです。
夜は念願の秦基博さんのコンサートへ。
アタシ、彼の声が大好物なのよね。
「ガラスと鋼でできた声」ってのが彼がデビューしたときのセールスコピーだったわけだけれども、ほんと言い得て妙。
1曲目は「青い蝶」。
あれ?
キーが低い?
声も出てないし、音程に不安定なところすらある。
曲によってはファルセットを多用しているものもあって、こちらは伸びやかでピッチも正確で、さすがアタシの(?)秦キュンとか思ってたんだけど、本来の伸びやかだけどザラついたエントロピーの大きな歌は最後まで聴かれず、かなり残念な気持ちで家路に着いたのでした。
やっぱりちょっと歌い過ぎ、あるいは期待に応えようとして声にディストーションを掛け過ぎてきたのかな?
いずれにせよきちんと静養(場合によっては治療も)して、またあのセクシーな声を響かせてもらいたいものです。
でも感心したところもあって。
というのは、歌えてないのは彼自身が一番分かってるはずなのに、ツラそうな顔やヤケになったような態度はまったく見せなかったこと。
むしろトークなどまったりとしていながらも軽妙で、彼の人間的な魅力が垣間見えたりして、これはこれでライブに足を運んだ甲斐があったなと思いました。
それになによりも。
あのコンディションで投げ出すことなく、最後まで、しかもアンコールまで演ってくれたのは、さすが数万人の人間を今晩だけでも集めている人物ならではと、彼がステージから消えて見えなくなるまで、惜しみない拍手を送ったのでした。