出向したその流れで人事系の仕事もこのところさせてもらっているのだけど。
より安定した身分を提示したからといって、それに食いついてくるとは限らないのね。
というのは「ハケン」さんの話なんだけど。
親の介護やらなんやらでいつ何時地元に呼び戻されるか分からないとか、配偶者とのパワーバランスでこれ以上勤務時間が長くなるのはご勘弁とか、正社員になって得意分野とは別の諸々の業務や課題を突き付けられるのには耐えられないとか。
たまたまウチがそうなのかもしれないけれど、彼ら彼女達は働き方の自由を求めるために、むしろ進んで「ハケン」という生き方を選んでいるのだなぁ。
そういう方たちがいるというのは頭では分かっていたけれど、基本的にはみんな正社員になりたいもの、ハケンや契約社員という身分はそうなるまでの「つなぎ」だと思っていたので、かなり目から鱗が落ちた感じでした。
しかし出向するといろんな経験値が上がるなあ。
あと15年以上も働き続けるわけだし、このタイミングで移れたのはむしろ僥倖と呼べるのかもね。

0