今朝も曇天。
おまけに少し肌寒い。
日本にいてもそうだけど、晴れてないとどうもテンション、上がらないわ。
せっかくの「花の都」なのに。
路地裏のブーランジェリーでツナサンドを購入して、ヴォージュ広場で腹ごしらえした後、ふらふらとユダヤ人街へ。
滞在しているマレ地区はユダヤ人がたくさん住んでいるし、ユダヤといえばやっぱりバーブラでしょ?
やっぱり見ておかないとと思ってね(笑)。
アール・ヌーボー形式のシナゴーグもあるらしく。
でも見つからなくて地球の歩き方と格闘してたら、男性が"May I help you?"と。
誰よ、パリの人が不親切なんて言った人は。
指示も適切でほどなく目的の建物に辿り着くことができました。
期待したほどではなかったけど(爆)、心が洗われる体験でした。
もっと握手とかハグとかいろいろすればよかった(バカ)。
昼飯目当てのファラフェルの店を求めつつ、ポンピドーセンターへ。
やっぱりすごいな、ここのデザイン。
悪趣味だと思うけれど、これをこの美しいパリの街中に作らせる、作ってしまうその心意気。
芸術を愛するということは決して保守的なことばかりではないのですね。
レオナルド藤田や丹下健三、隈健吾の作品もたくさん展示されていて、フランス人のジャポニスム好きは堂に入っているなと思いました。
インスタレーションの数々も意外に楽しめました。
昼飯はカフェで。
ファラフェルも惹かれたんだけど、大昔にSei子さんの糸引き(?)でニューヨークで食べたのでまぁいいか、と(笑)。あれはあれで美味しいんだけどね。
天気も晴れてきて、テンション上がってきたので、今回はまだ入っていないカフェに挑戦するかと。
ほんとアタシって変温動物だわ。
てか、こりゃむしろ虫ね。虫けら(笑)。
メニューには何が書かれているのか、ほとんど分からなかったけど(爆)、美味しいものが自力で食べられて満足しました。
特に前菜の鳥肝は絶品。
ソテーしたものがフレッシュな桃と一緒に合わされているの!
こういうの味わうと、日本の肉食文化はまだまだだなぁと思わざるを得ないですね。
デザートのベリームースも美味しかったわん。
ここで一旦ホテルに帰る。
だって暑くて長袖だと体調悪くなりそうだったので。
着替えたその足でシャンゼリゼへ。
この後ロンドンに移動なので荷物が重くなるのは避けたいけれど、やっぱり土産物としてはこちらの方が魅力的なものが多いじゃない?
ウィンドーを冷やかしながら、買いたいものがあるかどうか自問自答していたのだけれど、ふとランセルの店舗に行き当たり。
そういや母親がカバンが潰れたのでいいのが欲しいと言っていたよなぁ。
予算を遥かにオーバー。
でも少しでも長い期間使って欲しい。
清水の舞台から飛び降りた気分で、えいや!と買い上げました。
帰国するときにVATの還付申請を忘れないようにしなくちゃ(笑)。
喜んでくれるといいなぁ。
そしてまたホテルに戻って、ご近所で若干の買い物。
可愛いお土産が買えて満足(^O^)。
晩飯は前回行って気に入ったビストロで。
入るなり「アンニョンハセヨ」と言われる。
ふむ。韓国人に見えましたか。
そういやランセルでは「ニイハオ」と言われたな。
やっぱりこちらの人から見ると、それがたとえ帰化した現地の人だったとしても、東アジア人は見分けがつかないらしい。
韓国人の女性店員がお店で働いていて、カタコトの、でもそれなりの日本語でメニューの説明をしてくれる。
とてもありがたかったので、店を出るときに「カムサムニダ」と言ってみたら、とても喜んでくれました。
前にも書いたけど、海外に出ると彼らに対しての同胞としての意識がとても膨らみます。
細かいことで諍い起こしてる場合じゃないですよ、ほんと。
因みに。
食べ物はやっぱり美味しかったけど、頼み過ぎと折からの食べ過ぎのため、メインを半分以上残してしまいました。
豚さん、成仏させてあげられなくてごめんね。
そして最後は今回のパリ旅行のハイライト、ムーラン・ルージュへ。
あまりにも旅のプランが日常過ぎて(笑)、やはり何かのアクセントがないとと、今朝思い立って詰め込んでみました(笑)。
レヴューショーとしてはもっといいところがあるとけんからはアドバイスもらっていたけれど、やっぱりここを観なくては始まらない。
アタシは映画のファンでもあるしね。
案内された席は決していい席ではなかったけれど(一人だから?。ウダツの上がらないオバハンだから?)、ジーグフェルド・フォリーズもこんな感じだったのかしら?と映画「ファニー・ガール」でのバーブラと重ねながら、雰囲気は楽しめました。
でも歌や踊りは満足行くものではなく。
歌は口パクだし、踊りはバラバラだし。
オッパイ放り出しているからといってオキャマの目はごまかせないわよ!
これを120€超の価値があると見るかどうか。
少々高くても、アタシならブロードウェイでミュージカルを観ることを選ぶし、もしこういう形態のショーを楽しむのならラスベガス、あるいはシルク・ド・ソレイユ辺りを選ぶと思いました。
なんだかほろ苦いレビューになっちゃったけど、歌・ダンス意外の大道芸的なパフォーマンスは楽しめましたよ。
やっぱり芸は体を張らないとダメですね。

1