6:30起床。
時差ボケの割にはちゃんと寝た方かしら。
って昨夜はほんと歩きながらもフラフラだったからね。
けんの興味深い話にも気の利いたコメントが返せず申し訳なかったです。
朝はまず会社のメールチェック(爆)。
結局2時間くらいやってたからしら。不毛だわ〜。
でも上長の覚えは良くなったかも???
お風呂入って、近所のブーランジェリーでハム&エメンタールのバゲットサンドを頬張り、ご近所をフラフラと散策。
ATMの在りかを確認したり、スーパーの位置を確認したり、独りで飯食えそうなところをチェックしたり。
こういうの快適に過ごすためにとても重要だと思うんです。
そうこうしているうちにカルナヴァル博物館に出くわし。
ここ、前から気になってたのよね。当時の貴族の館をそのまま使っているとかなんとかで。
入ってみましょうと思って、入場料を払い掛けたら、係のオバサマにフランス語で話しかけられ、ああううと大平正芳元首相のようにしどろもどろになっていたら、チケットの半券押し付けられ。
推測するに、あげるからこれで見て来なさいってことらしい。
周りにいたカップルとかももらってたみたいなので、見よう見まねで受付にそれを出したら、すんなり入ることができて。
ラッキー!!!
1,000円くらい浮いちゃった(きゃ)。
博物館の中はパリの歴史を展示しており、中でも圧巻だったのはフランス革命のパート。
よくマリー・アントワネットがギロチンに掛けられるシーンの絵とかテレビで見ることあるけど、あれ、近くで見てると血がシャワーのように首から噴き出してるの!
なんだか夢に出てきそうだわ(怖)。
それからフランス革命直後の浮足立った感じも興味深かったわね。収蔵品がことごとく「ポップ」でさ。
民衆はこれですべてが良くなると信じてたんだろうね。そうでないのは歴史が示す通りだけど。
あとミラボー伯の肖像画とかもあったんだけど、池田理代子がベルばら描くときにかなり勉強したことが、逆説的によく分かったわ。
期待していた貴族の暮らしは今一つ分からなかったけど(爆)、中世風の薬草園が何気に落ち着いた雰囲気を醸し出していたことも書き留めておきます。
次に向かうはヴィクトル・ユーゴーの家。
前に来た時にもそういう史跡がこの辺りにあるのには気づいたけど、あの後、レミゼブームが訪れたじゃない?このアタシに(笑)。
これは行かねばなるまい、と。
同じように考えた観光客が多かったのかな、意外と混んでたりはしてたんだけど、レミゼを期待していくと、ちょっと拍子抜けかもね。初版本とかあるにはあるけど。
でも反対に分かったのが、彼が才能を発揮したのは文学だけじゃないってこと。
いや、政治とかにも関わってたのは、アタシも文学史的には知ってたわよ。
でもさ、美術面にも造詣が深いのは知らなかった。
彼が何番目かの奥さんのために設えた部屋を再現したものがあったんだけど、これが見事なシノワズリでさ。
マジメなものとキッチュなものをうまくミックスさせて独特の美意識を醸し出しているのよね。
これにはアタシ、ため息が漏れました。
単に趣味に終わらない、再構築といっても過言でない仕事だなと思いました。まったく私的なものではあるけれど。
昼飯はベトナム料理。
覚えてらっしゃる方いらっしゃるかしら?
前回のパリ旅行の時、おふくろの味のように通い詰めていたあの店です。
こういうことができるから、宿の場所は同じにした方がいいかもしれませんね。
美味しかったし、野菜をきちんと摂取できたので、大満足。
午後からはモンマルトルへ。
映画「ムーラン・ルージュ」でもおなじみのあの場所に行ってみたくて。
ここはもともと小高い丘で、最寄駅Abbessesからも登り道が続くとは聞いていたんだけど、駅の構内からして延々とした昇り階段で、いきなりの通過儀礼。
しかしながら寺院から見下ろすパリの街は絶景で、できれば晴れた日、あるいは夜景を見にまた来たいなと思いました。
帰りは件のムーラン・ルージュを横目で冷やかしながら。
考えると、今回の旅はあまりにも日常的で、どうにもイベント感に欠ける。
これはやっぱりホンモノのレビューを観に行っておくべき?
でも女のパイオツ見てもオキャマ的にはテンション上がらないしな。
などと独りごちながら一旦ホテルへ。
準備をしてから会社の同僚との食事にオペラ座近辺に出掛けました。
ブーダン・ノワール、旨かった(^O^)。
こうやって同僚が世界に散らばっていることに感謝。

0