久しぶりに何も予定のない休日。
おさんどん+郵便物の整理をした後、ぶらりと映画を観に出掛けました。
アタシの家からだと映画=新宿or有楽町って感じなんだけど、今日は観たいプログラムの時間が合わなかったので、久しぶりに木場へ。
今から10年ほど前、自分の中でふと持家がブームになったことがあって、この辺りも確か候補地だったのよね。
今にして思うと、ベイフロントとかタワー型マンションとか踊らされてたなと思うけれど(爆)。
まぁそれはともかく、この辺り意外とウチから交通の便がいいし、映画館自体も空いているから、結構穴場だなとは思いました。
閑話休題。
今日観たのは「
恋するリベラーチェ」。
このところ少々、というか、かなりキャンピーな感覚に飢えていたのと、マット・デイモンがゲイの役をやるのか、と思って。
だって彼が演じた「リプリー」のタイトルロール、絶品だったものね。
あのバーブラが前座を務めたエンターティナーだし、エミー賞も11部門独占!ってなことで期待して出掛けたのだけど、最初はあまり面白くないと思ったの。途中でちょっと寝落ちしちゃったし。
でも主演のマイケル・ダグラスのオネエさんぶりには驚いたし、それにやっぱりマット君。
なんだろうね。
彼のハンサム過ぎない、また若干ムチムチした体型が、妙に役にリアリティを与えているというか。
映画「ブロークバック・マウンテン」のヒース・レッジャーとジェイク・ジレンホールのラブシーンには違和感を覚えたアタシも、この映画の二人にはあまり違和感を覚えませんでした。
と書きながら思ったけど、変な話、奇を衒ったストーリーや演出ではなく、淡々と二人のゲイを描いた(といっても一方は超有名なピアニストではあるんだけど)この作品は、ここ数年で長足の進歩を遂げたアタシ達を取り巻く社会を反映させたものなのかもしれない、と今思いました。
だからといって、エルトン卿やリッキー・マーチンのようにさっぱりとカムアウトできるかどうかはともかくとしても、ゲイ疑惑(ではなく本当にそうだけど)の払拭に巨万の富を使ったり、エイズで亡くなったのに虚偽の死亡診断書をでっち上げて警察沙汰になったり、そもそも二人の関係を隠すために恋人の行動を縛ったりすることも、今の世の中ならなかったのかな。
そうそう。
この作品はマーヴィン・ハムリッシュの遺作で、ドナ姐さんやディオンヌさんの曲も使われてたりするので、ゲイの皆さまはマット君のプリケツとともにお楽しみくださいませ。

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