ついにダウン。
朝起きたら非常に体がダルく、取り敢えずシャワーを浴びたものの、このまま会社に出掛けてもロクなことにはならないと、会社の予定を確認して急遽お休みをいただくことに。
朝のうちは熱はなかったものの夕方にはついに37℃を突破。
カーテンを閉め切って寝ておりました。
先週からの体調不良(頭痛含む)はこれの前触れだったのね。
そんな中、録画していたウィリアム・フリードキン監督の「真夜中のパーティー(1970)」を再見。
映画と名が付くものなら手当たり次第に観ていた20代、この映画も観た覚えがあるのだけど、あまり好きになれなかったのか、テープやディスクに保存することもなく、いつの間にか記憶から消え去っていました。
そんなときWOWOWのプログラムでこの映画を発見。
なんとなく気になって久しぶりに観てみたらば、なかなか面白いじゃないの!
いや、笑えるという話ではないの。
むしろ、アタシ達を取り巻く環境って、結局のところそんなに変わってないのね、なんて思って。
まぁ日本はアメリカより20年遅れてるって言われるけど、その差を差し引いたとしてもね。
もちろん政治的・社会的には今の方が随分と進んでいる、というか、表向きのリベレーションは進んだとは思うけれど、フォビアやカルチャーといったアタシ達の心根はそんなに変わらないものなのだなぁ。
なんて思うのも、この映画の優れたところかしら。
いや、ほんと登場人物のキャラクターづけが素晴らしくて。
オネエ、皮肉屋、尻軽、堅物、フォビック、マッチョ…。
だからこの作品は古びないのね。
好き嫌いは別にしたとしても、一般教養として押さえておくべき映画であることは間違いありませんね。

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