やっと来た来た、週末が。
ほんとはずっと寝ていたいくらいなんだけど、第9の練習があったので重い体を起こして練習会場へ。
でも音楽って本当に不思議。
例の歓喜の歌の調べが流れてきたら、厭が応でも体が反応しちゃうんですもの。
それに触れたらもう従わざるを得ないという意味で、音楽も一種のフェロモンなんじゃないかと思う今日この頃です。
多分僕らの太古の祖先も鳴き声やリズムで恋の目覚めや敵意なんかを表してたんでしょうね。
しかし不甲斐ないのは自分の体力。
正直、第四楽章ぜんぶをきちんと歌いきることができなくて(-_-;)。
配分とかペースとか考えないといけない歳になったというわけね。
若かったから出る、歌えるというものでもなかったのではあるけど。
あと歳と云えば。
なんかね、シラーの「歓喜に寄す」の邦訳を読むだけで、なんだかじーんときちゃって。
ベートーベンの生涯のテーマは「苦悩から歓喜へ」らしいけど、それだけアタシも人生経験積んできたってことかしらね。
上でも書いたように、この曲を歌いこなすのは、本当に気力・体力ともに充実してないとしんどいのだけど、なぜご年配の方が老体に鞭打ってまでこの曲を歌いたがるのか、その訳が少し分かったような気がしました。
練習後はまっすぐ帰宅。
本当はパーっとやりたかったんだけど、仲間がおらず(-_-;)。
こういうとき、自分の団じゃないのが、ちょっと(かなり?)さびしいわね。

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