朝から新組織体制の発表。
本来なら僕の仕事の範疇なんだけど、今回は自分がまさに対象者なので、パソコン操作も含めブチョーにお任せしました。
同期が昇進することも発表されたけど、拍手が無くて気の毒なほど。
こんな沈んだ雰囲気の発表、初めて見たわ。
まぁそれだけみんな僕に気を遣ってくれてるんだよね。ありがとう。
席に戻ったら、隣のグループの課長から、丁重なお礼とねぎらいの言葉。
トイレでは、少しからみがあった隣の部の課長からも、君、本当に見事なディレクションしてたよ、と言われ。
そうだわよね。いろんなマネージャーのサポート、てか肩代わりしてきたもの。
数々の言葉に溜飲は下がるけれど、アンフェアとの想いは反対に募ります。
でも泣いてばかりの日からこうして怒りの方向に感情が動いているということは、喪の仕事が順調に行われているということなのかしら。
午前中は引き続いて、部の活動のステアリング。
正直、後は野となれ山となれではあるけれど、晩節を汚すような真似はしたくない。
前向きに仕切っている自分にウットリしました(バカ)。
午後は引継ぎ作業開始。
次担当者に諸々の会議への出席依頼通を出したり、4月以降の自分の予定を削除したり。
活動計画達成のために年末までのマイルストーン、ぜんぶ入れていたのに。
気持ちの整理にはつながるけど、やはり一抹の寂しさはありますね。
そういや4月以降のウチの部署のレイアウト作成なんという仕事もしました。なんと力の入らない(-_-;)。
そんな中、隣の部からウチの部に移ってくる男子と話す機会があり。
年齢を尋ねたら35歳とのこと。
そうか。僕は36歳で今の部署に移ってきて、自分の歳をもう若くはない、こんな年齢になって右も左も分からない部署に異動させるだなんてなんと殺生な、なんて当時思ってたけど、30代半ばなんてまだまだ若いじゃん!
でもそういう意味なら今の僕もそうかな。
7年半掛けて築いたノウハウと部内の評価を捨てて、また一から始めることについて暗澹たる気持ちを抱いていたけれど、昨日同世代畏友女子と話していたら、彼女は彼女で新天地での就職にチャレンジしているらしい。
自分の可能性に自分で枠を掛ける必要はない、ダメかどうかなんてやってみないと分からないじゃないかと勇気をもらった想いがしました。
捨てる神あれば拾う神あり。
と書いて思ったけど、今回の異動も反対から見ると、僕を欲しがった部署もあるということなんだよね。
出されることばかり考えていたけど、乞われて出て行くのなら、確かにその方が幸せと云えるかもしれない。
そのようにも思いました。
異動先の同期からランチの誘いが舞い込んだり、その同期から新部署のキーマン情報が届いたり、はたまた同僚と新しい仕事の話で盛り上がったり。
頭の方も徐々に切り替わりつつあるのかもしれません。
夜は仲のいい女性課長と同期女子と飲み会。
アダルティな飲み会したいね、という話を昼間にしていたら、善は急げと早速セッティングしてくれました。
メンバーもメンバーだけにもうぶっちゃけトークの連続。
昇進が遅れた時の焦りと諦め(彼女が課長に昇進したのは40代後半)。同期女性だって、仕事の質・量ともに申し分ないのに、課長相当職には昨年上がったばかり。
何も誹りを喰っているのは僕ばかりじゃないのよね。
あとはマネージャー手当の額とか。
やっぱり大した額ではなかったし、マネージャーになったらなったで気苦労も絶えないわけだけれど、肩書は自分の発言権と自分がまっとうであることの証明書。
やっぱり手に入れたいなと思いました。
頑張らなくては。
そして例の女課長。
彼女達の話では、最近の彼女は以前の彼女とは違って、とてもおとなしくなっているとの噂。
僕が今の部署に来て人格的に陶冶されたように、彼女もマネージャー職をいろんな部署でやってきて、丸くなっているみたいよ、との評でした。
そういえば、今日、彼女からのメールに返信したら、「ありがとうございます」と返って来たのよね。
彼女がアタシに礼を言うだなんて、はじめてのことじゃないかしら。
なんかじーんと来ました(単純)。

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