あと少しで2011年も暮れようとしている。
この年は何らかの変化点として後世から振り返られるような気がしてならない。
もちろん日本人にとっては東日本大地震、そして放射能汚染の問題が大きいわけだけれど、世界的に見てもエジプトやリビアの政権交代やユーロ危機。年末にはイラク戦争の終結も宣言された。
不思議なのはそれと機を一にするように一時代を築かれた著名人も沢山亡くなられたこと。
元キャンディーズの田中好子さん(スーちゃん)の逝去に一つの時代が終わっていくことを強く意識した同世代の人も多いと思うし僕もまたその一人だけれど、自分としては北杜夫さんの急逝がさらに大きく。
自分の精神的なルーツを見つめ整理するために彼の著作を読み返す日々が続いています。
そんな中、いろんな人の中で、生活のもろもろの優先順位が見直されたようにも感じます。
それは僕もそう。
仕事を頑張るのはもちろんですが、より多くの時間を音楽や友人との時間に費やすようになりました。
この年末、殺人的(?)なほど飲み会が続いたのも、僕と同じように感じている人が多かったからではないでしょうか。
つまり独身者にとっての飲み会やパーティーは、それこそが所帯持ちの家庭の営みに比すべきものだと。
今年はけして明るい年だったとは言えませんが、反対に人とのつながりのありがたさをここまで感じた年もありませんでした。
月並みですが、友人や家族、同僚の皆さんに感謝。
皆さんによい年が訪れますように。
来年もよろしくお願いします。

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