立山が見たいと思い出したのは一体いつのことだったかしら。
海の向こうに白く輝く連なる山々。
それを見ながら酒と肴を楽しめたら最高だろうな。
そんなことを思いながら数年。
ついに今日その機会に恵まれました。
北陸は今週荒天が続いていましたが、今日は嘘のように晴れ上がり、富山空港に降り立つなり目に飛び込む立山連峰に早くも胸が高鳴ります。
高山駅ではやかわさんと落ち合い、氷見線に乗り込みます。
改札は昔ながらの人手。懐かしくて思わず写真をパチリ。
氷見線は単線。目的地の雨晴海岸駅までディーゼル機関車で約20分です。
駅の裏へ回り、足早に海岸に出ると↓
絶景かな!
思わず拍手を打ってしまいました。
昔、家族で石川県に旅行したとき、たまたま見えた白山に何とも言えない神々しさを感じたことがありますが、昔から善男善女の崇拝を集めている山というのはすごいですね。
日本人だな、自分。
道路を更に遡ると、先ほどまで見えなかった雄山まで見渡せます。
氷見線は1時間に1本くらいしか列車が走っておらず、次の列車までとてもじゃないけど待ってられないなんて思ってましたが、きれいね〜、すごいね〜、美しいね〜、と阿呆のように繰り返しているうち、いつの間にか次の列車の時間となっていました。
次の目的地氷見は藤子不二雄Aさんの出身地。
彼にちなんだ忍者ハットリくん列車に運よく乗りこむことができました。イラストだけじゃなく、車内アナウンスもハットリくんなんですよ(^o^)。
ここでアクシデント。
氷見で行こうと思っていたお寿司屋さん(蛇の目寿司)が閉まっていたのです!
駅から15分も歩いたのに(>_<)。
ショックと空腹でリカバリー不能なくらいでしたが、気を取り直して、回転寿司の「キトキト寿し 氷見本店」へ。運よくバスが来て良かったなりよ。
どれもおいしかったけど、特筆すべきはやっぱり鰤かな。
臭みや厭味全くなし!
乗りに乗った脂が舌の上で溶けて行きました。
さすが氷見のブリ、ハンパないです。
満足!
宿へ向かう道すがら高岡もちょいと観光。
はやかわさんの提案でこちらもバスで向います。
ここ高山には富山県で唯一国宝に指定されている瑞龍寺があります。
質素で飾らない禅宗らしい雰囲気の中にも、加賀前田家ゆかりならではの艶やかさも漂い、京都でお寺を見慣れた僕の目にもその趣味の良さがうかがえます。
・前田の梅の紋と豊臣の桐の紋があしらわれた襖の引き手
寺の後は高岡を築いた加賀二代目藩主前田利長の墓所に参ります。
・寺と墓所を結ぶ八丁道
・八丁道の傍らには瓦葺きのこんな立派な小学校が。
後で調べたところ高岡は江戸時代には加賀藩第二の都市として栄えた街とのこと。
この街に住む人々の誇り高さがうかがえる美しいところでした。
今日のお宿は庄川温泉の
ゆめつづり。
部屋にはこんなお風呂がついて、ほっこりゆったり。
食事は子持ち鮎と釜炊きのお米が美味しかったです(^o^)。
・子持ち鮎姿焼。天然だから骨がすっぽり抜けました。
・〆のご飯
はやかわさんとのんびり寛いでまったり夜は更けて行きました。

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