今日はヴェルディのレクイエムを初めて生で聴きました。
おそらく合唱というものを足掛け10年くらいはやっているだろうに意外に思われるかもしれないけれど、合唱団員というものは存外自分が歌った曲くらいしか知らないものです。
だって人が歌っているの聴くよりも自分が歌う方が楽しいし、それに合唱曲以前に押さえておくべき曲も多いものですから。バーブラとか(笑)。
それはさておき、肝心の曲の方ですが、あまりのドラマティックさに呆然。
さすが三大レクイエムの一つに数えられているだけありますね。
有名な「怒りの日」におけるオーケストラ&合唱フルスケールにおける咆哮だけでなく、「奇しきラッパの響きが」におけるバンダの存在だとか、さまざまな箇所で顔を出すソロとオーケストラの掛け合いだとか、さすがヴェルディ、まさしく「オペラ」の世界でした。
ウチの団じゃ無理だけど、死ぬまでにどこかで歌いたいなぁ。
しかし個人的にもっと驚いたのは元同僚の雄姿。てか女性だから雌姿かなぁ。まぁいいけど。
彼女、会社では落ち着いたマジメな女性で、そのきっちりとした仕事ぶりも定評があった。
でもかの「怒りの日」で、後打ちの4発を大太鼓でぶちかます姿を見ていたら、彼女にはもっと大きな仕事を任せた方がよかったんじゃないか、とまで思い出して。
だってほぼ満員の2,000人収容の大ホールで、殆ど全員が知っている曲の超有名なソロパートを叩きだすんだから。
並大抵の心臓ではできない芸当よね。
おまけに今日はかのロイヤル・ハイネスもステージに乗ってらっしゃったから、宮内庁もしっかり映像に記録してたしね。
あまりの凛々しさに改めてファンになりましたよ。
しかし、大学できちんと練習していた団のOB/OG団体は、どこも素晴らしい演奏を聴かせてくれますね。
ウチも負けないようにしないといけないなと改めて思いました。

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