昨夜少しだけブログに書いたけど、昨夜は本当に楽しかったのです。
元々は何の約束もなく、新橋のタイ料理屋で独りモサモサと屋台風飯を喰らっていたのですが、コーラスの後輩♀と携帯メールで運営系のやり取りをしていたら、どうせなら一緒にご飯しましょうかということになり、僕は既に満腹状態ではあったけど、彼女が既に六本木にいたので、
例のお蕎麦屋さんに行くことに。
店長さんにも顔と名前を覚えてもらい、フロア係のK君とはいつもながらのオキャマトークを繰り広げ(後輩がいるのに

)、後輩とは小説や団員の悪口で盛り上がり、あれだけ食べてきたのにそれでもやっぱり〆には盛りソバを喰らい、あー満足と思ったら、今度は高校の同級生から電話が掛かってきて、後輩も連れて銀座へ赴き、
飛び込みで入った気の置けない感じのバーで、結局2時過ぎまで会話を楽しみました。
彼のことはこのブログでも何回か書いてるけど、彼に会うのもこれで今年既に3回目。
20年余のブランクがあったとは、自分でも信じられないくらいの打ち解けようです。
というか、仕事のことにせよ、家族のことにせよ、歳を重ねて来た分、共通の足場が広がったってことなのかな。もちろん「高校時代」という共通の土台もあるし。
でも話していると、彼の方がやっぱり僕より数段「大人」。
医は仁術なりとは云うけれど、仕事が彼をしてそうさせたのか、優しさもあり厳しさもあり、それでいてやんちゃなところも残っていて、一緒にいてなんだかクラクラしてしまいそうでした。
同年代のオトコの魅力、再発見、かな(笑)。
そして今日は有給休暇。
朝から雨がかなり激しく降っていて、若干、つか、かなり外出がためらわれたんだけど、折角の平日のお休み、夕方に小降りになった隙を狙って、国立博物館でやっている
興福寺展に行って参りました。
会場の平成館は入場制限が実施されており、入るだけで40分待ちと聞かされて、引き返そうかとも一瞬思ったけど、高校時代の担任(日本史担当だったの)曰く「日本美術史上最も美しい仏像」である阿修羅像がどうしても見たくてね、意を決して行列に並びましたよ。
天平文化独特の大らかな気風が感じられる阿弥陀三尊像や、写実的な中にも崇高さがうかがえる十大弟子像、異形ではありながら(ある故の?)独特の哀しみや憂いを湛えた八部衆像など、もうこれだけでも綺羅星のような展示なんだけど、やはり圧巻は阿修羅像。
溜め息、というよりも、なんだか涙がじんわりと溢れてきて、そこを動きたくない衝動に駆られました。
って、館員の方の「阿修羅像はみんなのものです。立ち止まらないでください」という呼び掛けに、ついつい笑ってしまい、現実に引き戻されましたが(笑)。
しかし1300年の長きに亘って愛されてきた事物というのは、それだけでとてつもなく浄められたオーラを身にまとっているもの。
ルーベンスの絵を観ながら天国に召されていったネロじゃないけど、自分も最後のときを迎えるときには、このような美しいものの恩寵を感じながら息を引き取れたらいいな、とか思いました。
って昨夜その同級生が話していた「信心深い人は強い。人間誰しも宗教を持っていた方がいい」という言葉に影響されたのかもしれませんが(笑)。
そうそう。展覧会の時間を利用してPHSも
新しい機種に変えたよ。

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